2025年1月11日(土)

BBC News

2025年1月11日

ホアン・ダ・シルヴァ・ビジネス記者

今月20日に行われる予定のドナルド・トランプ次期米大統領の就任式に対し、寄付を行う大手企業が増えている。米航空大手ボーイングは就任式基金に100万ドル(約1億5700万円)を寄付すると、BBCニュースに明らかにした。

また、米グーグルとマイクロソフトも同様の寄付をしたと認めた。このほか、石油大手シェブロンや、テクノロジー大手メタ、アマゾン、ウーバーなども高額寄付を行った。

ボーイングはBBCニュースの取材に対し、「アメリカ大統領就任委員会を支援する、超党派の伝統を続けることを喜ばしく思う」と述べた。

また、過去3回の大統領就任式基金にも同様の寄付を行ってきたと付け加えた。

ボーイングは現在、安全性と品質管理の危機からの回復に取り組んでおり、昨年のストライキによる損失にも対処している。

また、大統領専用機「エア・フォース・ワン」2機の製造も進めており、来年にも運用開始される予定だ。

トランプ氏は最初の大統領任期中、契約金額が高すぎるとして、ボーイングに契約の再交渉を強制した経緯がある。

グーグルは、メタやアマゾンに続いて同基金に寄付したテクノロジー大手の一つ。また、就任式を全世界に配信することも発表している。

「グーグルは、YouTubeでのライブ配信とホームページへの直接リンクを通じ、2025年の就任式を支援できることを喜ばしく思う」と、グーグルの政府関係および公共政策担当グローバル主任を務めるカラン・バティア氏は述べた。

自動車大手のフォード、ゼネラルモーターズ、トヨタ自動車も、それぞれ100万ドルを就任委員会に寄付している。

エネルギー業界では、シェブロンが基金に寄付を行ったことを認めたが、金額は明らかにしていない。

同社のグローバル広報マネージャーを務めるビル・トゥレーン氏は、「シェブロンは両党の就任委員会を支援することで民主主義を祝う、長い伝統を持っている。今年も同様に支援することは、誇らしいことだ」と述べた。

(英語記事 Boeing and Google each give $1m for Trump inauguration )

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/clyewr555qxo


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