同プログラムは1970(昭和45)年にラスベガスのホテルで行われたショーを撮影したもので、ライブが中心。「映画を見るというより、まさに音楽ライ ブを味わえる。音響調整の方向性もボリュームも、いわゆる映画とは別もの」と担当者。昨年秋に上映し「ベガスで何回もライブを見たが、そのものずばりの音で素晴らしい」(60代女性)、「おじいちゃんが好きだったエルビスを見に来た。音がとてもよく、本物のライブを見た気分」(20代女性)など好評だった。
多くの再上映のリクエストを受け、エルビス生誕80周年を迎える来年1月に向けて、今年2月から12月までの毎月19日を「エルビスの日」とし、同作を上映する。担当者は「40年以上前の作品だが、その音の持つ力を全て引き出そうとし、出来上がった音は長い時が過ぎ去ったことを忘れる臨場感あふれるものとなった」と喜ぶ。音楽評論家・湯川れい子さんは「エルビスは声の人。エルビスの声は、エルビス本来の声として聴こえなければならず、そういう音響を完備した劇場でなくてはいけない。そのことを、理屈を超えてわかっている劇場」とメッセージを寄せる。
立川シネマシティ専務取締役の川手さんは「ありがたいことに多くの世代の方々から絶賛の声を頂いている。リピーターの方も多く、エルビスファンの集いの場となれば」と期待する。「当館で最高の音で『King of Rock’n Roll』エルビス・プレスリーを体感していただきたい。臨場感を出すために今では珍しいフィルム上映で、字幕もあえて付けていない。古くささなどみじんも感じさせない『カッコいい』エルビスがそこにいる。往年のエルビスファンだけでなく、若い方々にもぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
上映は月によって昼のみと昼と夜の2回を予定する(6月は昼のみ)。料金は1,800円(各種割引なし)、シネマシティズン(有料会員)は1,000円。チケットはインターネットと窓口で3日前から購入できる(シネマシティズンは4日前から)
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エンジニアたちがこだわりぬいた“極上”の音響。これはエルビスファンならずとも、体験してみたくなりますね。
足を運ぶ価値がある映画館とは
“いいムード”も映画館におまかせ?
映画を鑑賞するだけなら家でもできますが、映画館ならではのサービスがあれば行きたくなるはず。こういったムードのある映画館なら、映画デートも大成功かもしれませんよ。
「シネマート心斎橋」に活動弁士-無声映画を語りと音楽で盛り上げ(なんば経済新聞2014/6/9)
http://namba.keizai.biz/headline/2845/
上映中の作品の進行に合わせて口演する活動弁士。レトロな文化が楽しめて盛り上がりそうですね。