2024年7月13日(土)

家電口論

2015年8月4日

 エアコンは、「温度調整」「除湿」「気流」の機能がありますが、それぞれ本当に素晴らしいレベルです。

一番多く、泣くに泣けない間違い。『畳数選定』

 ところが、エアコンを買われた皆さんがこのエアコンの良さを享受しているかといえば、違いますね。一番陥りやすく、最もまずい間違いは、不適切な畳数のエアコンを買ってしまうことです。エアコンのカタログには、『冷房でおもに○○畳用』。その下に『冷房:○○〜○○畳用』『暖房:○○〜○○畳』という記載が付いています。

 一例に数値をいれますと、『冷房でおもに18畳』『冷房:15〜23畳用』『暖房:15〜18畳』。といった具合です。冷房で8畳、暖房で3畳。暖房は置いておくとしても、冷房では8畳。部屋1つ分の差です。この差が何を意味しているのかというと、実は部屋の『密閉度』、『断熱度』の差です。

 密閉度、断熱度の高い省エネ住宅だと23畳冷やすことができ、密閉度、断熱度の低い古い木造住宅では、15畳しか冷やすことができないというわけです。『おもに18畳』というのは、家の状態が正確に把握できない時に使う目安です。

 例えば、1980年代の古い住宅、20畳のリビングでは、上で例に上げた、エアコンを使うことはお勧めできません。能力足らずになるからです。さらに付け加えますと、暖房にも使おうと思う人は、必ず「暖房」の畳数で見てください。冷房の畳数で決めてしまいますと、いくら稼働させても温かくないということも出てきますので。

省エネエアコンが、省エネでなくなる時

 能力が足らないとどうなるかというと、部屋が設定温度になりません。そうすると、エアコンはフルパワーで運転され、なんとか設定温度まで下げようとします。ところが、キャパが足らない。このためフルパワーで回り続けます。要するに、省エネ運転ができない、この状態だと高い消費電力になってしまうというわけです。

 例えば、一夏で、5000円近く電気代を多く支払うことになると、エアコンの10年と言われている想定買い換えサイクルで、5万円の差が出ます。これだと、2〜3万円足して、適切な畳数のエアコンを買った方が、余程安いわけです。しかも、注文住宅だと、高天井、天井吹き抜けなど、想定外の部屋ということもあります。想定外とされるのは、『高天井(270cm)』『西向き窓』『ハイサッシ』『最上階』等で、実畳数の1.13〜1.28倍が必要とされています。ここで間違えると泣くに、泣けません。


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