2024年11月22日(金)

中年留学日記

2011年12月7日

 金、土、日の店頭での買い物に加えて、さらに月曜日に今度はネットでだめ押しの買い物をすることをさす言葉だ。オンラインストアもこの日のために目玉商品を用意するなど顧客の囲い込みに必死だ。

 例えば普段100ドルぐらいするデジカメなどを20~30ドル程度割り引いて、しかも送料を無料にするなどのサービスを展開していた。アメリカではオンラインショッピングでの送料が結構かかり、場合によっては商品そのものの値段より高いものがあるため、送料無料というのはそれだけでも大きな誘客効果がある。

 節約を心がけている私は高価な買い物にはまったく縁がないが、ネットで思わぬものが非常に安く売られているのを見つけると驚いてしまう。円高で日本にいるよりも安く感じるかもしれないが、たとえばテレビやデジカメ、DVDプレーヤーなど同じ性能や品質の商品が日本よりかなり安く売られている。一方で電気スタンドのような生活回りの家電などは逆に日本に比べて割高だ。

日本と比べ送料込みで半額の商品も

 プレゼンテーション用のリモート・クリッカーを購入しようとオンラインストアを調べたら、十分満足できる品質の品物がわずか8ドル(700円弱)でしかも送料無料。即購入した。同等の製品を日本のネットサイドで調べてみると、どんなに安いものでも2000円はした。国が違うと物の値段も大きく異なるのだなと実感した。

 感謝祭の時期に、はからずも大量消費社会・アメリカの一面をみた思いだが、欧州危機の影響が米国にも及ぶ中で、クリスマスまでの約1か月間にわたる年末セールで、今後の景気がどうなるか、物の値段とともに気になるところではある。ただ、いつものことだが電気は使い放題でエアコンはどこでもつけっぱなし、トイレのハンドタオルやファーストフード店の包装紙も気にせずに使いまくるという消費のスタイルがどこまで維持できるのか。節電、エコライフ、リサイクルに国や地域をあげて真剣に取り組んでいる日本との違いが気になるところだ。
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