2022年11月26日(土)

Wedge REPORT

2020年8月11日

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流星観測で気をつけてほしいこと

①街灯などを避けて必ず寝転がる

 流星観測の際には、「光害」とよばれる都会のあかりからできる限り離れて、できれば天の川が見られるようなところに行きたい。一方で、家のすぐ近くでも、できるだけ街灯のあかりが視野に入らないような位置で寝転がれば、十分観測できる。

 大事なことは、寝転がることだ。冬じゃないので寝袋も不要で、折り畳み式のビーチベッドやサマーベッド、レジャーシートやレジャーマットがあればいい。経験的に、寝転ばずに首を曲げて上を見ているだけでは、なぜか視野は広がらない。

 そして、天頂を中心に(0時ころまではやや東の空を中心に)それ全体を見渡せる体勢で流星を待つ。

 虫よけスプレーを全身にして、蚊取り線香を周囲に置いて、というようなことも必要だ。

②流星の数を数えよう

 小さな子供は、どれだけ流星を楽しみにしていても、寝かしたらすぐに本当に眠ってしまったりする。だから、眠たくならないためにも、流星の出現数を数えることも大事だ。雲の量が空全体の何割あったか等とともに、1時間あたりに肉眼で何個見えたか、という数を記録したら、流星天文学でも大事なデータになる。夏休みの自由研究にもなる。

 なお、専門家による「極大日の前後一週間くらいまで流星群は活動している」という類の言葉も報道されているが、これはマニアの話であって、一般の人は極大日以外に観測に行ってもそんなに楽しめない。極大日の夜で、1時間あたり概ね30個くらい、と予想されていて、その前後の日になると一気に少なくなる。

 1時間あたり30個とすれば、2分に1個くらいの計算になるが、まんべんなく流れるわけではない、10分以上流れないなと思っていたら、1分間に続けて数個流れたり、ほぼ二つ同時に流れたり、というようなことが結構多い。特に明るい流星はすぐに消えてしまわず「痕」という跡を残すがそれを見ているときにもう一つ流れるようなことも多い。一つ流れたら続けて流れるかも、と思うのが流星群の特徴だ。

③行き帰りの安全に気をつける

 あまりに暗いところを探し過ぎると、深夜に人気のないところを探すことになり、危険が伴う。筆者も若いときに何度か怖い経験をした。あまりに不案内な場所にはいかないほうがいいだろう。

 また、できれば、夜明けまで寝転がって観測をすれば、晴れていれば100個以上の流星を観測できるかもしれないが、その際には、すぐに車を運転して帰ろうとしないことだ。当然だが眠気と闘いながらの運転になる。余裕を持ったスケジュールにすべきだ。

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