早苗を植え終わると、手に竹扇を持った男性10人が東西に整列し、「ヤア」と掛け声を掛け合いながらイナゴを払う動作を行う。水田の中では大黒と恵比寿の絵が描かれた大団扇(ごんばうちわ)を持った2人が団扇合を行いながら3回まわり、豊作を祈った。
米は今年9月に収穫され、神嘗祭(かんなめさい)などの祭典の神饌として、酒や餅用の原料として使われる。
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伊勢神宮の専用水田、みなさんご存知でしたか? 鎌倉時代から続くこの行事、これからも長く続いてほしいですね。ところでこのお米、どんな味がするのか一度食べてみたいです。
全国各地のちょっと変わった取り組み
「都会の農園」や「田んぼアート」
大都会に田植えのイメージはあまりないですが、東京のとある場所で田植えが行われたというちょっとびっくりなニュースがこちら。
お台場ビル屋上「都会の農園」で田植え-白鶴酒造と「純米酒づくり」コラボ(東京ベイ経済新聞/2013/6/10)
http://tokyobay.keizai.biz/headline/1289/
なんとお台場のダイバーシティ東京プラザ屋上にある、その名も「都会の農園」で田植えが行われたそう。こちらの企画は昨年のもので、「お台場でオリジナル『白鶴純米酒』をつくろう」の一環だったそう。10月に行われた稲刈りの様子はこちら。
台風一過、お台場ビル屋上で稲刈り-1年かける「純米酒づくり」企画(東京ベイ経済新聞/2013/10/28)
http://tokyobay.keizai.biz/headline/1384/
「白鶴純米酒」、完成したのでしょうか。味がとても気になりますよね!
近年話題なのが田んぼをキャンバスに絵を描く、「田んぼアート」。全国各地で見られるようです。まずは小田原から。
小田原の異業種交流勉強会が「田んぼアート」に挑戦(小田原箱根経済新聞/2013/6/1)
http://odawara-hakone.keizai.biz/headline/1225/