イギリスのシャバナ・マムード内相は17日、イギリスの難民受け入れ制度を抜本的に変更する計画を議会下院で説明し、「制御不能で不公平」な現行制度を変える意義を強調した。政府案では、いったん認められた難民資格は、現行の半分の2年半ごとに見直される。難民資格申請者への公的住宅支援は打ち切られる。
政府はイギリス入国のための「安全で合法的なルート」を新たに定め、人数制限も設ける方針。下院ではこの政府案に対し、与党・労働党の一部から批判が出る一方、最大野党・保守党はおおむね支持する姿勢を示した。
キア・スターマー首相率いる労働党政権はこの1年間、労働党議員の反対を受け、福祉削減や冬季燃料手当削減など一部の政策を否応なく撤回してきた。
政府案の下院説明を終え、一部の与党議員の批判を浴びたシャバナ・マムード内相に、BBCのクリス・メイソン政治編集長が話を聞いた。
