ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた和平案をめぐり、提案された修正版を歓迎した。ロシアに有利な当初の内容を認めず、ウクライナを支援する欧州各国が、修正版を作成したものとみられる。
アメリカとロシアがまとめた28項目からなる当初の和平案には、ウクライナが東部ドンバス地方を放棄し、軍の規模を大幅に縮小することなどが含まれていた。
ウクライナはこれを受け入れず、スイス・ジュネーヴで23日に急きょ、アメリカとウクライナの代表団の協議が開かれた。
こうした中、ウクライナ第2の都市ハルキウでは、ロシアの夜間攻撃で4人が殺害され、十数人が負傷した。
ハルキウ市民は、「和平交渉など信じていない」、「交渉が行われている間も、私達はミサイルと爆弾で攻撃されている」と話した。
ポール・アダムスBBC外交担当編集委員が報告する。
