ニューヨークタイムズ紙は、トランプ大統領は金正恩への求愛に応えてもらっておらず、中国の習近平主席が訪米する際に金正恩との首脳会談の設定で助けを求める可能性がある、と指摘する解説記事を9月18日付けで掲載している。本年11月18日、19日の両日、中国の深圳で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に際して米朝首脳会談があるかどうかが取り沙汰されている中、9月24日の米中首脳会談の前に、関連する動きを整理したものである。記事の概要は次の通り。
この夏、トランプ大統領は、最も好きな独裁者の一人である金正恩に熱烈なアプローチをかけた。6月には、金正恩と一緒の写真をソーシャルメディアに投稿し、数週間後には、二人の関係は「非常に良い」と投稿するとともに、韓国との合同演習を縮小することを明らかにして、韓国に衝撃を与えた。
その3日後、年内に金正恩に会うのかメディアに尋ねられて、「会うだろう」と応答した。トランプからの求愛は続いているが、問題は金正恩の側がそれに応えるかである。
中国の習近平国家主席がワシントンを訪問する際、トランプ大統領は同首席と北朝鮮について討議することが見込まれる。中国は、北朝鮮の最も古く、最も重要な同盟国である。
トランプ大統領は、5月に中国を訪問した際、習主席と北朝鮮について討議したことを明らかにしている。これは、トランプ大統領が金正恩との写真をソーシャルメディアに投稿した数週間前のことである。
「習主席は、米国と北朝鮮が接近することを歓迎しないが、トランプ大統領への『手助け』として米朝首脳会談の設定を支援することで、米中関係における他の案件で利益を得る手段としようと考えるかもしれない」と、トランプ政権で勤務した関係者は指摘する。
