住宅価格、特にマンション価格の高騰が止まらない。止まりつつあるという見方もあるが、2026年1-6月期の東京23区の新築マンションの平均価格は1億4249万円となった(不動産経済研究所「首都圏 新築分譲マンション市場動向」)。
当然、これから住宅を得ようという人々の不満は収まらない。どうしたら良いのだろうか。
事実の確認
その前に、まず事実を確認しよう。図は東京と全国でのマンションと戸建て住宅の価格の動向を見たものである。
2010年を100として25年までに東京の戸建て住宅は133.2にしか上がっていないのに、マンションは234.8まで上がっている。全国で見ても、戸建て住宅は121.9にしか上がっていないのに、マンションは225.1と東京と同じほど上がっている。
戸建ての上昇率は5年で2割から3割である。同じ期間で名目国内総生産(GDP)は2割増加しているから全国の戸建ての上昇率は、国民の所得が増加したことによるものと説明できる。しかし、マンション価格の上昇はそれを飛び越えている。なぜだろうか。

