2016年ヒット映画に見る「天災的想像力」が向…

『君の名は。』『シン・ゴジラ』『この世界の片隅に』から読み解く日本映画界

2016年の日本映画界は、非常に活況に満ちた一年となった。2015年に続いて興行成績は好調を維持し続け、結果的に過去最高を記録した。さらに2010年代を代表するかのような3本の映画も登場した。

「日本版レアル・マドリード」のつくり方

欧州サッカー、MLBに学ぶチーム力強化の戦略

昨年12月に行われたクラブワールドカップ決勝戦で鹿島アントラーズがレアル・マドリードに善戦した。あえて厳しい表現を使えば、Jリーグは“レアルに善戦”がニュースになるレベルでしかないと言える――。

コメ農家がもうからなくても輸出をする理由

2018年にも訪れるショックへの備え

国産米の需要拡大策として期待される輸出だが、利益の確保は容易ではない。逆風が吹くなか、あえて一部の農家が輸出に取り組むのはなぜか？

高齢ドライバー事故、免許証返納ではない解決策

「後付け」の安全装置も出現。自動ブレーキ義務化も視野に

連日のように高齢運転者による交通事故が報道されている。「高齢者の免許証を取り上げろ」。そんな声も強まっているが、注目すべきはテクノロジーだ。

混乱に拍車がかかる築地移転問題　現場記者はこう…

豊洲市場の地下水のモニタリング調査で環境基準の79倍のベンゼンが検出され、再調査がはじまった。揺れる築地市場の移転問題をどう考えるべきなのか。築地市場を25年以上取材し、場内の事情に精通している時事通信社・水産部長の川本大吾さんに聞いた。

こども食堂とは何者なのか？

数年間、日本を離れているうちに日本の格差や貧困の焦点は大きく変わった。以前はリストラ、ホームレスなどが主要なテーマだった。けれども今、マスメディアがより取り上げるのは子供の貧困であり、その対策として、全国に俄かに広がったこども食堂のブーム…

船舶修繕業界に吹く神風

船舶の修理修繕業界などに"特需"という神風が吹こうとしている。国際海事機関（IMO）によって、世界の生態系を守る狙いから船舶のバラスト水（海水）の浄化を義務付ける条約が発効したためだ。

2020年東京五輪、日本の食材を提供できないワケ

安全にかかわる農産物の国際認証（グローバルGAP）。今年から国際認証の取得に向けて取り組まないと、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの開催時に提供する食材に間に合わない。

マグロ減らし国の名誉傷つける水産庁「二枚舌外交」

「科学を操作するな」諸外国の怒りを買った日本

「日本は資源評価の操作をするな」。昨年12月、日本は国際会議の場で非難されていた。水産庁が業界の短期的利益のために行う「二枚舌外交」がまき散らす害は大きい。

自動車メーカーは世界戦略見直しへ、トランプ発言…

恐れていたトランプリスクが早くも浮上した形で、グローバル投資で生き残りを図ろうとする自動車メーカーにとっては世界戦略の見直しも視野に入れざるを状況で、困惑を隠しきれない。

「トランプ銘柄」を検証する

ドナルド・トランプ氏が大統領選挙に勝利して約50日。トランプ氏の政策期待による株価の上昇が日米で起きている。個別銘柄の中にはトランプ氏の経済政策を意識して大きく上昇しているあるものもあり、個人投資家を中心に注目されている。

130万人の建設労働者不足をどうする？

外国人技能研修性などを使って何とか工事をこなしているのが実態で、工事の効率化は請け負った業者の最大の課題になっている。

「日本の若者は政治に関心がない」は本当か？

日本の若者は「大文字の政治」とは距離を置く。それを人は「日本の若者は政治に関心がない」と言うのだろう。しかし、それは公共に対する無関心を意味するものではない。

株価上昇に浮かれるな！ 危うい「トランプ相場」

実体経済はまだ様子見の段階だ。経済的な裏付けのない「トランプ相場」に浮かれていると、期待が失望に変わり思わぬしっぺ返しを食うことになりかねない。　

「スーパーマリオラン」配信に潜む任天堂の苦悩

任天堂の看板キャラクターであるスーパーマリオがスマホに初登場したこのゲームは、同社の浮沈の鍵を握っているといっても過言ではない――。

伝統工芸を滅ぼす補助金、有田・輪島で変化の兆し

伝統工芸の有名産地は胡坐をかき、行政も一律補助をしてきた結果、産業として存続の危機に瀕している。作り手の覚悟なくして技術の継承や文化の発信はできない。

液体ミルク解禁へ、そもそも今までどうして導入さ…

海外では一般に普及している乳児用液体ミルク。日本でも震災時や外出時などの必要性から、導入を求める声が広がっていた。2014年から普及に向けて活動してきた末永さんの思いとは…

『お客様は神様』を改め、電通『鬼十則』は即時削…

長時間労働がなくならない日本企業。消費者、クライアントの言い分を重視して、『お客様は神様だ』『クライアント・ファースト』というのはあまりにも行き過ぎが原因の一つだ。

「壊滅状態」のクールジャパン戦略につけるクスリ

国がやるべき「クールジャパン」は民間の真似事ではない。質の高いコンテンツを生み出すには、産業に優秀な人材が集まり、彼らに利益が還元される仕組みが必要だ。

脱「血圧計」、「血圧ビジネス」の威力

アップルウォッチとも連動する血圧計

オムロンコネクトへの完全シフトによって、これまでのクローズ戦略から、オープン戦略へと舵を切る。