春の到来を祝し、山里を渡御行列が進む

和歌山県かつらぎ町・丹生都比売神社
2017年4月16日

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録の歴史ゆかしい丹生都比売神社で春を祝う大祭が斎行。当日は野点（お茶）や雅楽、狩衣を着た人々の巡行「渡御の儀」等、季節を彩る一日が味わえる。

桃山時代の巨匠、友松の画業をたどる

京都市東山区・京都国立博物館
2017年4月11日～5月21日

波乱の時代を駆け抜けた海北友松は、滅び栄える人の世を目に”何か”を画の中に描きこんだ。縁ある京都の地で約500年ぶりに海北作品が一同に会す。

茶人が愛した名碗が奇跡の大集合

東京都台東区・東京国立博物館
2017年4月11日～6月4日

「茶の湯」を彩る数々の名品・逸品が、時を越えて東京上野へ。天下人や茶人が実際に手に取り愛でた茶道具がずらりと並ぶ本展覧会は、博物館園内で小堀遠州ゆかりの茶室公開も必見。

奇想の元祖、雪村の傑作が集う

東京都台東区・東京藝術大学大学美術館
2017年3月28日～5月21日

尾形光琳や狩野芳崖に影響を与え、ドラッカーからも愛されたその画風は奇想の宝庫。1500年初期に誕生した雪村周継が21世紀を旋風する。

豊作の願いを込めて、田遊びを奉納

静岡県焼津市・大井八幡宮
2017年3月17日

「藤守の田遊び」とは静岡県焼津市で平安時代から受け継がれる豊作祈願の重要無形民俗文化財。大井八幡宮社殿前で、氏子の青年の演舞や、氏子になる5歳の男子の儀式他25番の舞が奉じられる。

近代日本画家が描く人物画が一堂に

島根県安来市・足立美術館
2017年3月1日～5月31日

近代日本画の巨匠、横山大観・上村松園・鏑木清方他21名の人物画展覧会が開催する。美しい日本庭園と合わせて、大観の「無我」や安田靫彦の「王昭君」を愛でる贅沢な機会が提供される。

知られざる暁斎に会える世界屈指のコレクション

東京都渋谷区・Bunkamuraザ・ミュージアム
2017年2月23日～4月16日

幕末から明治にかけて活躍した天才画家、河鍋暁斎。「画鬼」と呼ばれるほど、貪欲に描写を追求した彼の作品が、このほど世界屈指のコレクションから一挙公開される。

世界を席巻した草間芸術の集大成

東京都港区・国立新美術館
2017年2月22日～5月22日

世界的な日本人アーティスト・草間弥生。大型連作「わが永遠の魂」シリーズから厳選された日本初公開の130作品をはじめ、彼女の全貌を見れる展覧会が開催される。

五穀豊穣を願い、御神体に火を放つ

山口県柳井市・東および西神明宮前の浜
2017年2月11日

毎年、建国記念日（2月11日）に行われ、国の重要民俗文化財にも指定されている火祭り。大鉾を模した20メートルのご神体を立ち上げる光景は勇壮感が満載だ。

巨匠たちの絵画が招く黄金時代のヴェネツィア

東京都台東区・東京都美術館
2017年1月21日～4月2日

ルネサンス美術において、イタリアには「ヴェネツィア派」と呼ばれる画家たちがいた。この集団にスポットを当て、ティツィアーノをはじめとする絵画展が行われる。

夜空を彩る炎と花火の競演

奈良市雑司町
2017年1月28日

奈良に早春の訪れを知らせる山焼き行事が行われる。県内この行事にだけ使用される「尺玉」の花火も上がり、33ヘクタールの草地が燃え上がる様は迫力満点だ。

春日大社の宝物が一堂に

東京都台東区・東京国立博物館 平成館
2017年1月17日～3月12日

先日、式年造替を終えたばかりの春日大社。ここに伝わる神宝や美術品などを一挙公開する展示会が催される。これまでにない規模での展示なので、ぜひ見ておきたい。

広重の名画が導く東海道巡りの旅

神奈川県箱根町・岡田美術館
2016年12月23日～2017年4月2日

東海道の宿場町・箱根で、東海道巡りの展覧会が開かれる。安藤広重の「東海道五十三次」全55図や、宿場町にまつわる作品が展示されるので必見である。

歴代の感性が光る樂焼の名品が一堂に

京都市左京区・京都国立近代美術館
2016年12月17日～2017年2月12日

初代から当代まで楽焼を集めた展覧会が開催。一子相伝の技法で作られる楽焼。初代の作品に千利休の影響を受けた原点を感じながら、現代に至る歴史を見つめよう。

内蔵助ゆかりの地を義士隊が行く

京都市山科区・市街中心地
2016年12月14日

京都・山科は「忠臣蔵」ゆかりの史跡が多いため、討ち入り衣装を着た義士隊が町を練り歩く祭りがある。東映太秦映画村協力の小芝居も行われるので、存分に楽しめる。

激動の時代を生きた戦国武将の実像とは

東京都墨田区・東京都江戸東京博物館
2016年11月23日～1月29日

戦国時代を戦ではなく、文化の面から見る展覧会が催される。京都の文化が各領地でどのように変化したのか、史料や芸術品を通して知ることができる楽しみな機会だ。

板の生命が躍動する棟方版画の世界

大阪市阿倍野区・あべのハルカス美術館
2016年11月19日～1月15日

目にも鮮やかな彩色が心を引く棟方志功。ゴッホに憧れ、版画を「板画」と呼び、板にその魂を刻みこんだ数々の作品を、習作から晩年まで集めた展覧会が催される。

炭都の歴史を感じつつ本場で踊る炭坑節

福岡県田川市・石炭記念公園
2016年11月5日～6日

夏祭りで炭坑節を踊った人も多いだろう。その踊りの発祥地で、その歴史と文化が堪能できるイベントが開催される。楽しめる企画が盛りだくさんなので足を運びたい。

クラーナハが誘う官能と美の世界へ

東京都台東区・国立西洋美術館
2016年10月15日～2017年1月15日

北ルネサンスを代表するドイツ人画家・クラーナハ。女性を魅惑的に描く手腕、独立した事業家としての顔。その全貌に迫る国内初の大回顧展が催される。

宿場の賑わいを伝える3年に1度の奇祭

静岡県島田市
2016年10月8日～10日

東海道23番目の宿場・島田宿。かつて江戸並みの賑わいを見せたこの地で、当時を体感できる祭が「島田大祭」だ。総勢4千人の行列の中でも、「大奴」は一番の見もの。