デザイン性高い陶器もお見逃しなく
会場を巡ると気が付くのが、光悦、乾山、光琳らによる陶器が所々に置かれていることだ。この作品群が地味ながらも、とても美しい。金屏風に全く負けていない。これもまた、琳派のデザインなのだ。
それでも、3章に展示されている金の《紅白梅図屏風》は美しい。抱一の 《紅白梅図屏風》が展示される2部では、実際の梅が咲いていると見紛う。街で見かける梅と美術館の梅。この二つは我々の時間と空間感覚を、忘れがたい記憶として留めてくれることだろう。
紅白梅図屏風(左隻) 酒井抱一 江戸時代 出光美術館 *第2部に展示
酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―
第1部〈煌めく金の世界〉 2011年1月8日(土)~2月6日(日)
第2部〈転生する美の世界〉 2011年2月11日(金・祝)~3月21日(月・祝)
開館時間午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
休館日毎週月曜日(3月21日は開館します)
※2月7日(月)~10日(木)は展示替のため休館します
入館料一般1,000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)
中学生以下無料 (ただし保護者の同伴が必要です)
お問合せ 03-5777-8600(展覧会案内)
列品解説のお知らせ
1月27日(木)、2月24日(木)、3月10日(木) いずれも午前10時30分より
1月28日(金)、2月25日(金)、3月11日(金) いずれも午後6時より
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