2026年度の中学入試がピークを越え、SNS上では倍率や我が子の合否、各学校の特徴的な問題などの話題で持ち切りでした。特に、1月には難関中として有名な灘中学の国語の入試問題で、ガザを題材にした詩が出題されたことは各種ニュースでも取り上げられるほど注目を集めました。
プロ家庭教師の西村則康、辻義夫は、「入試問題は学校からのラブレター。どんな子に入ってほしいか、というメッセージが詰まっている」と言います。今、難関校が子どもに求めるのは、どのような力でしょうか。書籍『本当にかしこい子になる!勉強メンタルの育て方』では、その力について詳しく説明しています。今回の記事ではその一端を紹介します。
*本記事は『本当にかしこい子になる!勉強メンタルの育て方』(ウェッジ)から一部抜粋・編集しています。
プロ家庭教師の西村則康、辻義夫は、「入試問題は学校からのラブレター。どんな子に入ってほしいか、というメッセージが詰まっている」と言います。今、難関校が子どもに求めるのは、どのような力でしょうか。書籍『本当にかしこい子になる!勉強メンタルの育て方』では、その力について詳しく説明しています。今回の記事ではその一端を紹介します。
*本記事は『本当にかしこい子になる!勉強メンタルの育て方』(ウェッジ)から一部抜粋・編集しています。
知識を覚えるだけの勉強はもういらない
頭のいい子になってほしい──。
いつの時代も変わることのない親御さんたちの共通の願いだと思います。勉強が得意だと自信がつくし、いわゆる難関校といわれる中高・大学へ進学できれば、一流企業への就職のチャンスや職業選択の幅が広がり、精神的にも経済的にも豊かな人生を送ることができると信じているからでしょう。
その考えはあながち間違ってはいないと思います。実際、学歴フィルターはいまでも存在します。けれども、その一方で「勉強ができる」だけでは幸せになれるとは限らない、と薄々感じていらっしゃる人も多いのではないでしょうか。
AIがこれだけ発達し、グローバル社会になったいま、子どもたちに求められる力は確実に変わってきています。
皆さんが子どものころ、必死になって覚えたたくさんの知識や何度もくり返し解いてきた計算・演算問題。これまでの勉強の中心だったこれらの知識や技能は、AIに任せたほうが正確かつスピーディーです。
もちろん、知識や技能がいまも大切なのは変わりありません。だけど、それを覚えるだけの勉強は、もはやあまり意味をなさない。それよりも、物事を判断する力だったり、思考を広げたり深めたりするといった考える力であったり、相手にわかりやすく伝える表現する力であったりといった「人間にしか持てない力」を育んでいこうというのが、いまの教育の考え方です。これらをまとめて、「生きる力」という言い方がよくされています。
