今使えるお金の価値と10年後に使えるお金の価値は違う
「失業保険」も支給期間が決まっているので長期の返済となる住宅ローンはカバーしきれないのです。これらのリスクについて説明した上で住宅ローンのように金利が低く保険まで付いているローンは他にもないことをご案内するとご納得いただき、「一番長い返済期間でゆっくり返していく」と考え直していただけました。
今使えるお金の価値と10年後に使えるお金の価値は違います。毎年1%ずつ物価が上昇した場合、10年後には今持っている100万円は約91万円の価値となってしまいます。また、紙幣価値以外にもお子様が小さい時に思い出を残せることや若く体力があるうちに旅行に行くなど、お金の価値は今だからこそ意味があるものも多数あると思います。住宅ローンは早く返したいですが、住宅ローンを返すための生活とならないよう気をつけていただければと思います。この記事を読んでいただいた皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。
※住宅ローン金利は変動金利で1%以下、固定金利で1.5%以下での借り入れを想定しています。上記より高い金利でご返済している場合は、早期での繰り上げ返済を進めることが良いケースとなることもあります。
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