うつ病蔓延時代への処方箋

2013年2月12日

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 うつ病といっても、その原因や症状は100人いれば100通りで、多種多様です。非常にわかりにくい病気であり、医者やカウンセラーでも容易には断定できません。どうすれば完治できるかも人により様々です。だから日ごろからリラックスできる自分なりの体制をつくっておくことが大事なことです。そしてなんでも相談できる親友の存在が大切です。うつ予防と難しく思わずに、毎日を楽しく過ごせるために何かをすると考えてもいいのではないでしょうか。

―― 精神科医にみてもらっても数分の診察と薬を与えられるだけ。これでうつが治るとは思えません。

渡部:すべての精神科医がそうだとは思いませんが、現実には増え続ける患者に対応するだけで手一杯と嘆く医師の話はよく聞きますし、実際に医療の限界もみてもいます。日本は欧米と違いカウンセラーの地位や報酬が低く重要性が十分に認められていません。とくに職場うつには社内と社外からの産業カウンセラーや臨床心理士の介在が必要だと思います。欧米では個人でもかかりつけのようなカウンセラーを持つことは珍しくありません。日本はまだまだですので、心理だけでなく、職場の仕組みを理解している産業カウンセラーや臨床心理士をさらに育成していく施策を国にも求めていきたいと思います。

(記事内写真 撮影:著者)

[特集] 「心の病」にどう向き合うべきか?

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