2024年4月19日(金)

BBC News

2024年3月22日

イギリス王室のキャサリン皇太子妃の健康状態をめぐり、さまざまな憶測が飛び交っている。今年1月に腹部の手術を受けた後、公の場で姿がほとんど確認されていないためだ。今月18日には、外出先で撮影されたとされる不鮮明な動画が英紙ウェブサイトに掲載されたが、「影武者」だとの見方がオンラインで浮上。19日には、キャサリン妃の医療情報が入院していた病院で侵害された疑いがあると報じられた。

キャサリン妃の動画は、英紙サンがホームページに掲載した。夫のウィリアム皇太子と共に、ウィンザーの農場の店先をリラックスした様子で笑顔を見せながら歩いている。

キャサリン妃の動画が出回るのは、1月の手術以降初めて。

これまでキャサリン妃の姿が確認されたのは、車に乗って外出する様子の画質の粗い写真と、母の日(イギリスでは今年は3月10日)に合わせて公開された家族写真でだけだった。

その家族写真は、デジタル加工された懸念から、大手通信各社が配信を撤回。キャサリン妃の健康状態をめぐる憶測はいっそう熱を増した。

サンの動画は、キャサリン妃の体調が良好だと示す、これまでで最も明快な証拠だ。しかし、同妃をめぐるうわさを止めるには至っていない。それどころか、動画内の人物が本当に同妃なのかと怪しむ声をソーシャルメディアなどで生んでいる。

動画は一般人が撮影したとされる。皇太子夫妻は、地元の店に足を運べば誰かに気づかれることは、分かっていたと思われる。

キャサリン妃をめぐっては、陰謀説に対して陰謀説が出るほど憶測が過熱している。今回の動画に関しても、「すべて仕組まれていたのではないか」、「ソーシャルメディアでクリックを稼ごうとしているのは本当に一般人なのか」といった疑問が出ている。

ケンジントン宮殿は、皇太子夫妻の外出を否定していない。

入院した病院で医療情報侵害か

一方、英紙デイリー・ミラーは19日、キャサリン妃が腹部の手術を受けたロンドン・クリニックで、キャサリン妃の医療記録に「少なくとも1人のスタッフがアクセスしようとして捕まった」と報じた。内部調査が開始されたという。

これを受け、同病院のアル・ラッセル最高経営責任者(CEO)は、患者情報の「いかなる侵害」についても調査するとの声明を発表。ただ、同妃については直接言及しなかった。

同病院は王室がよく利用しており、チャールズ国王も最近、前立腺疾患の治療を受けている。

イギリスの個人情報の保護監督機関、情報コミッショナー局(ICO)は、「侵害の報告」を受理しており、「提供された情報を精査している」と発表した。

同国のデータ保護法は、データ管理者の同意なしに個人データを故意または無謀に取得、開示、保持することを犯罪と規定している。

首相官邸の報道官は、「患者データに関する厳格なルールが守られなければならない」のは明らかだと述べた。

キャサリン妃は1月にロンドン・クリニックで腹部の手術を受け、約2週間入院した。現在は療養中で、イースター(復活祭、今年は3月末)の後まで公務を離れると発表されている。

夫のウィリアム皇太子は2月末、「個人的な事柄」を理由に、名付け親の追悼式への出席を突然辞退した。

キャサリン妃の広報担当は、同妃の「回復のスケジュール」は明らかになっていると強調しているが、同妃をめぐるうわさや憶測は、特にソーシャルメディア上で膨らんでいる。

(英語記事 Prince William and Kate video won't stop online rumoursKate hospital says any privacy breach would be investigated

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c6pknn88z9go


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