2022年7月5日(火)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2014年8月12日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

現在の被災地支援のあり方

 そして、この7月26日と27日には、同じく北秋田市立の米内沢小学校の防災キャンプにも参加しました。

 子どもたちと住民の参加者みんなが驚嘆と涙したのは、大津波が襲ってくる直前に児童全員の命を救った教職員のおひとりの岩手県山田町立船越小学校の若い教師である坂下大輔先生のお話と映像でした。

坂下大輔先生・左(岩手県山田町立船越小学校教諭)と筆者。北秋田市立米内沢小学校防災キャンプで

 これまで私は、校長さんなどの幹部の体験談は何度も聞いていましたが、子どもに一番近い担任の話は聞いていなかったので、「先生という職業人の子どもの命を守る“志の高さ”」に痛く感銘しました。

 また、3年が経過した現在の支援のあり方のお話も、大変に示唆に富み考えさせられました。

 「支援する側は喜んでも、内容によってはこちらは負担だけ」や、「いまだに先行きが見えない仮設住宅暮らしの大人の不安感が、そのまま子どもたちの不安感や落ち着きのなさにつながっている」「だから、仮設で暮らす大人たちの取り残され感に、癒しと希望を与えられるような支援のあり方が今は求められている」とのことでした。

 さて、中学校が体験学習のために持つテントを借りて、子どもたちはイキイキとテントを張りました。

 「テントは誰と泊まるの?」と、私が女の子グループに聞きました。

 「仲良し3人組で~す!」と、いっせいに女の子たちが楽しそうに言いました。

中学校のテントを借りての米内沢小学校防災キャンプ

 そうそう、開始直前に、市内放送で「これは、避難訓練の放送です」のあとに、こんな声が校区に流れました。

 「ただいま地震が発生しました。みなさん、米内沢小学校に至急避難してください」とね。

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