2026年9月23日(水)

大膨張する日本の借金

2026年9月23日

私たちが向き合うべき〝現実〟

 「財政っていうのは決して他人事じゃなくてみんなと深く関わりがあるんだ」

 これは、財務省のユーチューブチャンネル「財務省/MOFJapan」で投稿された「日本の『財政』を考えよう」という動画のセリフだ。財政とは財務省だけの問題ではない。政治家も、国民も、れっきとした〝当事者〟なのである。その意味で、国民一人ひとりが財政健全化の一翼を担っているという自覚を持つ必要がある。

 誰かが悪いことをしている──。昨今、こうした風潮が強まっているが、財務省を悪者として仕立て上げ、糾弾したとしても、ここまで大膨張した国の借金が帳消しになるわけではない。返すのは我々国民一人ひとり。これこそが〝現実〟である。

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Wedge 2026年10月号より
大膨張する日本の借金 「国民総ゆでガエル」から脱却を
大膨張する日本の借金 「国民総ゆでガエル」から脱却を

日本の借金が大膨張を続けている。債務残高対GDP比は200%を超え、世界最悪の水準にある。こうした中で、「消費減税」が打ち出されたが、この選択の先に待ち受けているものは何か。もちろん、本当に必要な支出もあり、「借金=すべて悪」とは言い切れない面もある。しかし、あまりにも身の丈を超えすぎていないか。将来世代に過大な負担をかけないためにも、適切な給付と負担は不可避であり、それこそ民主主義の基本だ。財政再建に向けて、打開策はゼロではない。現実を直視し、今こそ、新たな一歩を踏み出さなければならない。


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