Wedge REPORT

2014年10月19日

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 伊藤さんは、社内でも積極的に英語を使うように指示を出している。ただ、現時点ではいわゆる英語公用語化といったことではなく、仕事のなかで自然に英語を使っていこうというものだ。

 英語と聞くと日本人は構えてしまいますが、それは、日本人の美徳の一つでもある「恥の文化」が影響しているからだと思います。それが「失敗してはいけない」という消極的な思い込みにつながってしまうのです。

 ビジネスの現場でも最初は間違ってもいいのです。繰り返し間違えることで英語は覚えていくものです。だから、外国人と接触する機会があれば、積極的に活かすべきでしょう。会社ではなくても、今東京都心にいれば、1日何回か外国人に出会うはずです。そうしたら、話しかけてみたらいいのです。

 私には外国人の友人が多いのですが、彼らの多くは六本木や麻布界隈に住んでいます。日本人は外国人が好きで集まっていると思っているかもしれませんが、彼らは狭い地域に住まざるを得ないという不満を持っています。というのも、英語表記のあるスーパーマーケットなど、外国人が暮らしやすい環境がこの界隈にしかないからです。本当は市中にあるレストランやカフェに行きたいのに、(英語表記がないので)マクドナルドやスターバックスで我慢している外国人が多いことを知るべきです。

 こうした結果、外国人駐在はこの界隈で住居を探すことになり、需要が集中するために家賃も高止まる。そうすると、駐在員を派遣する会社は、「東京はリビングコストが高いから別のアジアの街に拠点を設けよう」などということになるというわけだ。

  
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◆Wedge2014年7月号

 

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