Wedge REPORT

2015年1月20日

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─ーでは、01年に赤字に陥った無印をどう変えたのか。

 無印もセゾン流の経験主義に陥っていた。経験主義だから、100人の店長には100通りのやり方がある。2人ぐらいは良い売場作りをするが、98人はお客さんとかけ離れている。店ごとに陳列もプレゼンテーションも違うのではライバルに勝てるわけがない。

 西友での失敗経験があるから、意識ではなくまず仕組みを変えた。仕組みが変わってしまうと意識は自動的に変わる。計画95%の組織で育ってきた人でも、計画5%・実行95%という仕組みをつくってしまえば、意識が変わる。

 良品計画では、業務を標準化し、見える化した「MUJIGRAM」を自分たちで作成した。大事なことは稚拙でもいいから自前でやること。作成にあたっては、有名な同業のしまむらのマニュアルから多くを学ばせてもらった。

14年末に中国四川省成都で世界旗艦店をオープン。海外展開は280店舗を超え認知度も磐石 (RYOUHIN KEIKAKU)

─ー仕組みが形骸化したり、できあがった仕組みに固執したりする風土にならないか。

 そうならないよう、仕組みそのものが変わっていく構造を内在化させている。MUJIGRAMは現場の意見で毎月1%ぐらい変わり、その変更には全役員がコミットする。

 仕組みだけつくっても意味はない。実行するには強烈な実行力が必要だ。しまむらも多くの会社が視察していたが、ものにできたところは少ない。

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