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2015年2月24日

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カツセマサヒコ (かつせ・まさひこ)

プレスラボ

1986年東京生まれ。既婚。2014年、4万人の印刷会社から5人の編集プロダクション・プレスラボに転職。総務部から編集/ライターへの業種変更をする。趣味はスマホの充電とSNS。Facebookの「いいね!」欲しさに奔走するミーハーライター。

 こうした仕組みを考えると、「LINE@」は「ファンを増やす・拡げる」ことよりも「ファンとの関係性を深める」ことに向いているサービスと言える。その一方、ファン数が増えることで生じてくる悩みもあるようだ。

 「LINE@」に200人弱のファンがいる友人に話を聞いたところ、「ファンが増えてくると会話に反応しきれず、一時的に『既読スルー』になってしまうことがある。とはいえ自動返信にしてしまうとコミュニケーションツールとしての役割は薄れてしまうし、それは登録してくれた人たちが期待していることとは違うと思うので、遅れてでもいいから返信するということを現時点では大切にしている。これまでの『LINE』と同じ感覚でいると他のSNSよりも距離が近いことがお客さんの不快感につながる可能性もあるし、そういった距離の取り方や懸念点も含めて、新しいかたちのファン・コミュニケーションサービスとしていろいろ試していきたい」と話した。

ユーザーがビジネスモデルを開拓する

 「LINE@」同様に、自由度の高さからユーザーが使い方を開拓していったサービスが「note」だ。もうすぐリリースから1年を迎える「note」は、ユーザーが作成したテキスト、写真、イラスト、音楽、動画に、作成者自らが無料もしくは100円から1万円までの料金設定をして投稿できるサービスである。

 「note」はユーザーに料金設定を委ねることで、一つの自由な市場を形成し、クリエイターを中心にユーザー数を増やすことに成功した。ユーザーは当時の「note」の運営陣が想像もつかないような販売方法を思いつき、少額とはいえ、ビジネスモデルを次々と生み出していった。

 「LINE@」と「note」ではサービスの仕組みが異なるので一概に比較はできないが、単なるコミュニケーションツールとして機能するだけでなく、新たなマーケティングツールやサービス提供の母体となる可能性は「LINE@」も十分に秘めている。まずはユーザーを増やしていくことが前提となるが、新たなビジネスモデルを生み出す可能性がある新サービスを温かく見守りたい。

  
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