議員にとってはデメリットだけ?
さみしいSNS活用率
ついでに、それぞれの区でトップ当選した区議のTwitterとFacebookの利用状況も調べてみた。
こちらもさみしい結果に。
もちろん有権者の全てがtwitterやFacebookを利用しているわけではないだろうし、地域によっては、投票に行く人の中ではインターネットを日常的に利用しない人の方が多数派かもしれない。日頃からインターネットに触れていなければ、SNSでの発信など、リスクこそあれメリットはないと考える議員もいるだろう。
ただ、SNSでの発信を通じて議員たちの活動に興味を持ったり、身近に感じたりする人もいるだろう。また、支持しない議員であっても、自分の住む自治体の長や議員が、日々どのような活動をしているのかを知ることは有意義だ。フォローすると「支持している」という意志表明だと思われると懸念する人もいるだろうが、もっと気軽にフォローしてもいいのではないだろうか。
……といった内容を書こうと思ったものの、そもそもSNSを使っている議員が少ないし、有効に活用できている議員となるとさらに少数だ。フォロワーはフォロワーを呼ぶもので、逆にフォロワー数の少ない人は、よく知っている相手でない限りはフォローしづらい。やはりSNSで政治は身近にならないのか。
平成26年版の情報通信白書によれば、25年末の時点で国民の10人に8人がインターネットを利用し、そのうち半分以上がSNSを利用。また、日本のtwitterやFacebookの利用人口は約2000~2100万人と言われている。SNSで発信する議員は、これから増えると思いたいところだが……。
※区議・区長のSNSのフォロワー数などを調べた記事です。特定の政策や政党へ賛同する意図はありません。
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