家電口論

2015年6月26日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

 8Kで2回目の東京オリンピックを放送したいということだと思います。今まで、4年に1度のオリンピックで花開いた技術は多いですからね。8Kが目玉技術です。2014年にスタートした124/128度CSでの4Kの試験放送。担当はスカパーです。

 そして、2016年は、衛星セーフティーネット終了後の空き周波数帯域(BS 17ch)において4K 試験放送(最大3チャンネル)及び 8K試験放送(1チャンネル)を開始 (4Kと8Kを時分割で放送)するというわけです。

なぜ、違和感ありありなのか?

 ここまでは、どっかで聞いたことがある話です。政府がテコ入れし、技術はNHKが作り上げ、放送局は協力体制に入り、メーカーもラインナップを揃えている。それでも、違和感があるのは何故でしょうか? 

 端的にいうと、ここはユーザー不在なのです。ユーザー感覚からすると、温度差がありすぎるのです。テレビに重きを置いていた、パナソニック、ソニー、シャープは、地デジに切り替わった後、赤字に陥り、大量にリストラ。国を挙げて取り組んで、「これかい」と嫌みの一つも言いたくなります。

 しかも2011年は売り方も強引でしたからね。税金を「エコポイント」という名で使用。一部の企業の商品の値引きで税金を使い、その儲けた金で税金を支払った国民の職を奪うことをしたわけですから、うまいやり方とは言えません。

 また放送もそうですね。デジタルになっても面白い番組がない。録画も面倒臭くなりました。国民は正直です。シラケているわけです。

 国民(ユーザー)を納得させることが、これらを回転させるためには絶対必要なわけです。今望まれるのは「地デジカ」のような「ゆるキャラ」でなく、「キラー・コンテンツ」です。これを見るなら、お金を出してもイイかなと、思わせるコンテンツ(番組)です。

 見たら、明日、友だちと盛り上がれる話ができるコンテンツです。しかも、日本だけでなく、世界が見たいと思うコンテンツがベター。テレビ最強のコンテンツは、「ニュース」と「ライブ」です。

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