萌え原系のブランド｢KOKOKim｣
展示会では、木村優が「KOKOKim」のコレクションを出展した。外務省からかわいい大使に任命されている木村優は、昨年はAXの主賓として招待されている。
萌え原系ブランド『KOKOKim』
「私のブランドは萌え原系（萌えと原宿の造語）。アニメの世界に出てくるコスプレではなく、実際に着られる洋服をデザインしている」とコンセプトについて話す。「ブースではビンゴ大会も開催した。昨年も訪れた人たちが来てくれて、うれしかった」と笑顔を見せる。
現在は、自身がイラストレーターとして描くアニメ「ピスタとチオ」で、主人公のピスタとチオが身につける洋服も実際に購入が可能で、AXにも出展された。
「ピスタとチオ」は、歌手を目指していた木村優が、彼らにその夢を託し、紆余曲折しながら歌手になるサクセスストーリーを描く。自身がミャンマーで体験したことも踏まえて、世界平和という大きなテーマも組み込む予定だ。「将来は『ピスタとチオ』をアニメ化し、主人公の声を担当するために、現在、声優学校で特訓中」と意気込みを見せた。
イベントの締めはエヴァンゲリオン
「NGE 20th Anniversary Celebration」
イベントの最後を締めくくったのは、新世紀エヴァンゲリオン（NGE）の主題歌を歌う高橋洋子を迎えた「NGE 20th Anniversary Celebration」だ。「今回のセレブレーションに出演することを鷺巣詩郎さんに話したら、『みなさんによろしく伝えてください』ということでした」と冒頭で挨拶。
viz mediaの展示会場ブース
コンサートでは、今年4月に発売され、70年代や80年代にリリースされたアニメ主題歌などのカヴァーアルバム「20th century Boys & Girls Ⅱ」に収録された楽曲や、セルフカヴァー「魂のルフラン」などが披露された。また、NGEのアスカ・ラングレーの声の吹き替えを担当するティファニー・グラント氏などの声優が登場したり、NGEがテーマのコスプレ大会などが開催された。アンコールではNGEの主題歌「残酷な天使のテーゼ」が、来場者と共に熱唱された。「NGEを観て育ったので、当時の記憶がよみがえって感動した」と40代の男性は感慨深く話す。
向こう5年間は、ロサンゼルスコンベンションセンターで開催が確約されたことを発表したAX。「今年は、コンベンションセンター以外に、マイクロソフトシアター、クラブノキア、JWマリオットホテルも会場に使用しましたが、ますます規模は拡大される予定です」と今後を予測する松田さん。AXの今後への期待も高まる。
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