2024年7月23日(火)

家電口論

2015年8月4日

部屋干しサポートはあると便利

 今、だんだん部屋干しが増えています。しかも部屋干しする家庭は、昼、家にいないことが多いですので、どうしても家に帰ると「じとっ」とします。その上、なんとなく乾きが足らなかったり、乾きが遅いのでニオイが出ていたりします。今、部屋干しモードを持つエアコンも増えています。4キロの洗濯物が2時間で乾きます。ちょっとした乾燥機並みで、しわもできません。

 ただし、その部屋に人が不在なのが条件です。衣類を乾かすのに有利な環境と、人間が快適に過ごせる環境とは一致しませんので、しかたないですね。購入時に、このモードの有無も確認されると、除湿器を買い足さずに済んだりしますので、ご確認されるとイイと思います。

 エアコン買われた人の内、冷房機能は100%使われますが、暖房機能は60%強といった所です。使わない人の多くは、温風に当たるのがイヤなのが理由らしいです。(私もキライです)今は、センサー技術が発達しており、温風は足下を狙い撃ちします。夏に買う人で、使わない人は無視しがちですが、チェックはされた方がベターだと思います。

10年使うから、10年後のエアコンを考えてみる

 エアコンは、平均するとほぼ10年で買い換えられています。家電としては、「冷蔵庫」「洗濯機」「テレビ」と同じ大物ですから、できる限りは買い換えたくない家電の1つです。そういう意味では、10年付き合うモノですので、その間にすべきことをまとめておきます。

 一つは、手入れです。してはいけないのはカビの発生です。カビの発生を防ぐには、水分と栄養分(ホコリ)を断つしかありません。今は、自動クリーン機能を搭載しているエアコンが大多数ですが、半年に1回、季節の変わり目には、フタを開けてやり、チェックしてください。

 ちなみに、ホコリはふとんの関係で、リビングより寝室の方が多いです。より注意してください。あと、ネットにも情報が出ていますが、ケーブルに手を入れないことです。例えば、近くのコンセントに15cm位足らないので、ケーブルを継ぎ足したとします。これは配電工の人がしても、ユーザーがしてもダメです。古くなればなるほど、トラブルの元になります。

 もし、配電工の人にしてもらうなら、コンセントの位置を変えてもらうことです。火災などの事故が起こってからでは、後悔しても始まりません。最後に、10年後のエアコンをちょっと考えて見ましょう。10年後、2025年ですね。一番大きい波は、電力自由化とZEH(ゼッチ。年間のエネルギー収支をがゼロになるシステムを持った、エネルギーゼロハウスのこと。)の導入ですね。

 電力自由化は必ずしも、電力料金が下がるとは言えません。高くなることも充分考えられます。また、ZEHも『省エネ』家電が前提になっています。冒頭、お話ししたシャープのように、DC電源でも、AC(交流)電源でも使える。そのため、今と同じニーズはなくなりませんし、省エネ要請はもっと声高になると思います。

 今のエアコンは昔のエアコンと違い、前へのせり出しが非常に大きい。これは今までと同じ所に設置でき、なおかつ省エネを追求したためです。革新的な技術ができない限り、この傾向は変わりそうにありませんね。

 そんなエアコンですが、個人的には、風の動きを極めて欲しいと思っています。
外で気持ちのイイのは、春先〜5月の風ですが、一定ではない不定リズムです。
不定リズムは、省エネという意味では良くないのですが、肌に微妙な刺激を与えるので気持ちがイイ。少なくとも、首振りモードの扇風機より、イイ感じになるのではと思っています。

 都会では、「空がない」どころか、だんだん「窓が開けられない」時が増えています。エアコンは、気持ちイイ外の環境を、室内で再現することをしなければ、ならないのではと思います。

 最後に、快く取材に応じて頂きました、シャープ(株)、ダイキン工業(株)、パナソニック(株)、日立アプライアンス(株)、(株)富士通ゼネラル、三菱電機(株)の担当者の皆様方に、深く感謝し、この稿を閉じさせて頂きます。(五十音並) 

  
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