2024年3月4日(月)

WEDGE REPORT

2015年11月7日

チャレンジし続けることの大事さ

ラトビアでテストを受けた繋がりで入団が決まったリトアニア2部FKタクラス・タウラでは、外国人枠の問題もあり、プレー時間は限られた

 リトアニアリーグには外国人枠が存在し、同時にプレーできるのは3名までと制限されている。「特に日本人選手だからという期待はありませんが、外国人選手に対しての期待は感じましたね。外国人選手がチームを強くしてくれるという気持ちは、どこの国でも一緒だと思います。たまに、チームメイトが『NAKAMURA』や『HONDA』、『KAZU』と言ったりしますが、『YAMAZAKI』とも言われたりしたので、どこまで分かって言ってるのかは不明です(笑)」

 5名の外国人選手の内、麻生選手の他にも日本人選手がもう一人いた。スリランカリーグでプレーしていたこともある丸山龍也選手である。

 「やはり、同じチームに日本人選手がいると日本語で話ができ、意見を言いあえるので、ストレスは溜まりませんね。一緒に出掛けたりもしました。ただ、ピッチ上では外国人選手枠を争うライバル。そのため、同じ日本人であってもしのぎを削らなければなりませんから、ピッチ上ではあまり意識はせず、外国人選手と思ってプレーしていました。それでも、ハプニングが起きた際などは、言葉が通じるのはとても心強いものでした」

 そう語る麻生選手だが、ビザとケガなどの関係で、リーグ戦終了を待たずして帰国することに。「リーグ戦は10月末までなのですが、次の移籍も考え、ひとまず日本に帰ってきました。現在、数多くの選手が海外でプレーしていますが、海外でプレーする日本人GKはかなり少ないんです。GKって、手が使える特殊なポジションで、ユニフォームの色も1人だけ違います。

 日本人GKは海外での評価が低いという記事を目にしたこともありますし、私も海外、特にヨーロッパでプレーすることは難しいと言われていました。行ってみて初めて分かるのは、実力がなくて否定されているわけではなく、チーム事情にフィットするか、求められている選手か、が大きく関係するということですね。今回のリトアニアも、そもそもラトビアでテストを受けたことから繋がっていったものだったので、チャレンジし続けたり、あきらめないでいると、何とかなるんだな、と実感しています」


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