-
外壁がひと際目を引く手前の新館は木造2階建ての書斎・彫刻アトリエを開館の際に展示棟に建て替えた(WEDGE以下同)
写真を拡大
-
-
「コップのフチ子」とコラボした際に寄贈された「コップのフチの太陽の塔」が2階のベランダの〝フチ〟から庭を覗いている
-
接待や打ち合わせに使われたサロンは外からの光がふんだんに取り込まれ、庭と一体化したような明るく開放的な空間だ。左奥には本人がシリコンに埋まって作った完全再現のマネキンもある
-
右奥にあるメキシコから持ち帰った「生命の樹」以外は、全て岡本がデザインしたもの。彫刻、オブジェのようなアート作品から、大衆向けプロダクトまで表現領域の広さがうかがえる
-
岡本が作品を生み続けたアトリエは当時の空気をそのまま感じられる。中央には企画展に合わせた絵画が飾られている
-
まだ制作途中とみられる作品もそのまま残されている
-
2階の書斎や居住空間へはアトリエから階段でつながっており、岡本は制作中に頻繁に行き来していたという
-
岡本が愛用していたドイツスタインベルク社製のピアノ。創作の息抜きに弾いていたのだろうか。
-
生い茂る草木の中に彫刻が無造作に置かれた庭。彫刻の穴から草が生えたり、力強い自然と作品が共存している
-
葉を巻き込んでいる彫刻。木々が成長するたびに、庭の表情も変わるのが面白い
-
書斎と彫刻アトリエだった棟が展示棟に生まれ変わっており、企画展ごとに様々な岡本作品を見ることができる
-
一際目を引く「若い太陽」は1980年代後半の作品。「芸術は太陽のようなものだ」と常々語っていたという岡本にとって太陽は自身の象徴でもある。