著者紹介

中村安秀 (なかむら・やすひで)
 大阪大学大学院人間科学研究科国際協力学講座 教授

1952年和歌山県生まれ。77年東京大学医学部卒業。都立府中病院小児科、東京都三鷹保健所などを経て、86年から国際協力機構(JICA)の母子保健専門家としてインドネシアに家族連れで赴任。以後も、パキスタンでアフガン難民医療に従事するなど、途上国の保健医療活動に積極的に取り組む。東京大学小児科講師、ハーバード大学公衆衛生大学院研究員、東京大学医学部国際地域保健学助教授を経て、99年10月より現職。「国際協力」「保健医療」「ボランティア」をキーワードに、学際的な視点から市民社会に役立つ研究や教育に携わっている。国際保健、子どもの発達、リプロダクティブヘルスなど興味をもっている分野は広いが、どこの国にいっても子どもがいちばん好き。