「グアムより岩国」の声強まる　米軍再編特需

総額3兆円とされる米軍再編経費。このうち、厚木基地の空母艦載機部隊が移駐する岩国基地の移駐工事に09年度だけで141億円が使われる。

官僚たたきはもうやめよう　公務員改革が国を滅ぼす

エリートと揶揄されることが多い官僚だが、深夜残業にうつ病、果ては家庭崩壊と、その現実は厳しい。官僚たたき一色のなかで公務員制度改革が進んでいるが、一歩引いて、「公務員制度改革」の中身を冷静に考えたい。いまの政治家に任せて国はよくなるのか？…

経済の明るい兆候を読む

内外経済が底入れに向かう兆しに注視を

景気観測は悲観一色だが、よくみてみると、上向きつつある経済指標は存在する。これから主要国での経済対策の効果が出始めることも勘案すると、今後の焦点は、どれだけ景気が悪化するのかということより、いつ日本や主要国の景気が底打ちするかに移りつつあ…

これが赤字の真相　ビッグスリーを笑えぬ電機業界

急速な景気悪化で、軒並み赤字決算に陥る日本の大手電機メーカーだが、活況を帯びる格安ミニノートパソコンで台湾勢に後塵を拝する姿を見れば、長年の課題であるコモディティー化に未だ対応できない姿が浮かび上がる。高機能化で消費者を高価格品に誘導し、…

介護、農業をバカにするな 雇用創出の嘘

雇用環境の急変に、珍しく政治の対応も早かった。「介護、農業を雇用の受け皿に……」。一石二鳥とばかりに政治家は自画自賛するが、自らの失政のツケを忘れたとはいわせない。長時間労働、低賃金で、資格を持つ人でも仕事に就かない介護。「バラマキ」を続…

学力向上に策あり 大阪発の教育改革で伏魔殿を…

待ったなしの学力低下には、具体的な処方箋がある。問題は、横並びに安住し、「新薬」の処方に二の足を踏む、教育界の閉鎖性にある。小学校校長時代に学力向上を成し遂げた筆者はいま、大阪府の教育委員として、教育界の内側から改革に挑む。伏魔殿を崩す突…

消費者マインド改善のために抜本策を

戦後最悪の世界同時不況が日本を襲う

戦後最悪の同時不況に突き進む世界経済。見逃せないのは消費者マインドの急速な悪化だ。一時的な景気刺激策ももちろん必要ではあるが、日本経済の内需主導型成長を根本的に実現するためには、社会保障制度の抜本見直しによる将来不安の解消が極めて大きな意…

自民党から民主党に
シフトする霞が関？

ソマリア沖派遣に
猛反発する海上自衛隊

茂木健一郎　SPECIALトーク（1）

日本の感性に寄り添う生き方

夏の夜の闇を飛ぶ蛍の淡い光に生命のあり方の本質を見るように、日本人は美しい四季のなかで繊細な感性を育んできた。いまこそ、この感性を日本の強みとして生かすべく、そのすばらしさを私たち自身が生き生きと語ることが大切である。

一般会計の埋蔵金 12兆円を景気対策に

特別会計の「埋蔵金」が景気対策として使われた。しかし、財政難の今こそ必要性の乏しい行政サービスにメスを入れるべきだ。

国庫負担増の財源に暗雲
悩ましい年金問題

オバマ政権と良好化へ
取っておきの方法

メディアが伝えぬ日本捕鯨の内幕

税を投じて友人をなくす

日本の調査捕鯨船とシー・シェパードの抗議船が衝突した問題が、国内外で波紋を広げている。今こそ問いたい。日本は捕鯨をどうするべきか？

農地争奪に出遅れる日本

自給率UPだけで大丈夫？

「食料自給率0％」を掲げ、海外農業への投資を始めるサウジアラビア。世界中で農地争奪戦が行われる中、日本がとるべき戦略とは。

半分の予算でも国は運営できる

なぜここまで財政は悪化したのか。構想日本代表の加藤茂樹氏が、合理的かつ実現可能な歳出削減策を提示する。