2024年7月15日(月)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2018年4月5日

 日本の河野太郎外務大臣は、時同じくして3月15日から18日までワシントンを訪問している。ペンス副大統領への表敬を始め、マティス国防長官、マクマスター国家安全保障担当大統領補佐官(当時)、ライトハイザー米国通商代表及びサリバン国務副長官と会談した。主な議題は、北朝鮮問題だったが、同時に、経済分野に関しては、鉄鋼及びアルミニウムの輸入制限措置について,日本を対象から除外することを働きかけた。今のところ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、EU、韓国は適用除外となったが、日本はまだ適用除外になっていない。

 韓国は、米国議会の議員らに働きかけるのが上手い。2007年には、慰安婦問題で日本を非難する決議が、米下院で採択された。それを提案したのがホンダ議員(当時)であるが、共同提案者となっていたのがロイス議員だった。昨年2017年には、それから10周年ということで、韓国寄りの学者らも集まった会合で、ロイス委員長は、「独島(竹島の韓国名)は韓国のものだ」と述べたと伝えられている。

 外務省のホームページに掲載がないところからすると、今回の河野外務大臣のワシントン訪問時には、米国議員との会談はなかったようだが、今後、日本は米国議会への働きかけをもっと強める必要があるだろう。おそらく日頃からの付き合いが重要になるかもしれない。少なくとも、外交委員長には、竹島が日本の固有の領土であることは、きちんと理解してもらいたいものである。

 なお、米上院のボブ・コーカー外交委員長(共和党、テネシー州選出)は、3月18日のCBSテレビの番組で、米朝首脳会談について、それが成功するにはそれなりの準備が必要なので、すぐにではないだろうが、いつか開催されるだろう、と述べている。

  
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