学歴フィルターが存在する模様
就職活動が真っ盛りです。そうした中で、学生の間で話題となっているのが「学歴フィルター」の存在です。「偏差値の低い大学の就活生は、一部の人気企業の説明会に参加できない」ということがおきているようなのです。
学生が企業に「興味あります」という登録をすると、企業から学生に「説明会のお知らせ」が届きます。一部の企業では、難関大学の学生が「出席したい」と申し出ると「どうぞ」と言われるのに、低偏差値大学の学生が「出席したい」と申し出ると「満席です」と言われるらしいのです。
企業が嘘をついているのは問題ですが、まあ学生の側も「御社が第一志望です」とすべての企業に申告しているわけですから、お互い様です。
人気企業では人事の省力化が不可欠
人気企業には、定員の何百倍もの学生が希望してくるようです。人事としては、全員と面接をするわけに行きませんから、何かの基準で「セレクション」をする必要があります。その一つが学歴フィルターなのでしょう。それは、悪いことでしょうか?
「学歴フィルター」には抵抗感を感じる人が多いでしょうが、「入社試験の一次試験は学力テストです。最低限の読み書きができないと、入社して困りますから」と言われたら、文句は言えないでしょう。そうであれば、企業がコストをかけて学力テストを実施するのではなく、「4年前に受けた学力テストの成績を持ってきて下さい」と言われても、文句は言えないでしょう。