10年8月31日からは、中国東方航空が奥地の都市昆明と、スリランカのコロンボ経由モルディブの首都マレを結ぶ便を飛ばしているほどだ。
東日本大震災が起きた後のこと、ナシード大統領の呼びかけに応じたモルディブの全テレビ、ラジオ局は3月18、19の両日募金受付を実施、邦貨換算約3500万円の義捐金(人口1人当たり100円以上)とツナ缶11万9507個の寄付を集めた。16日からの3日間は国旗を半旗とし、18日には全土で黙祷、首都マレでは日本への同情を示す行進に2万人が参加した。
日本が実施した援助を有難がってくれている証拠で嬉しい話だが、日本にとってはあくまで「含み」外交資産。活用戦略がない。攻勢ぶりからして、中国には計算があるのだろう。
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