2024年4月24日(水)

家電口論

2019年2月20日

空気清浄機は「自動」よりも「強」

 空気中の花粉に関しては、空気清浄機に頼りましょう。花粉は、部屋の中で発生するモノではありません。必ず外から入ってきます。窓、ドアです。一番多いのは、人にくっついて持ち込まれることが多いです。

 このため花粉が舞っている時期は、ドア横など、花粉の進入路におきます。そして帰ってきたとき、「強モード」にします。今の空気清浄機のセンサーはいいので「自動」でも構いません。しかし、自動の場合は、感知してから「強」になりますので、若干時間が遅れます。

 空気清浄機を選ぶときは、次の2つに着目です。1つは、HEPA (High Efficiency Particulate Air Filter)フィルターを使っていることです。

 HEPAフィルターとは、JIS規格で「定格流量で粒径が0.3マイクロメートルの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」と定義されています。0.3マイクロメートルまでこし取るので、花粉には十分です。

 次のポイントは「対応畳数」です。ここは、日本での規格「JEM1467」と、アメリカ家電製品協会(AHAM)が定めたCADR(Clean Air Delivery Rate / クリーンエア供給率)があり、ちょっとややこしいです。

 このため最近では、「8畳を何分でキレイにできる」のかの数値を出していることもあります。

カドーLEAF 320i

 いずれの場合も、使おうとしている畳数に、ちょっと上乗せした畳数で買うと良いです。8畳で使おうとしているなら12畳という感じです。そうするとパワーに余裕がありますので、サクサク吸い込んでもらえます。

タワー型の空気清浄機とは?

 最後に空気清浄機のお勧めとして、最近注目されているタワー型をご紹介しましょう。

 空気清浄機はフィルターの大きさで能力が決まります。つまり巨大になればなるほど能力が上がります。でも、それではとてつもなく大きな空気清浄機になってしまいます。このためにフィルターを円筒形にしたのが、タワー型です。要するに設置面積を最小に抑えながら、能力の高い空気清浄機になっています。

 カドーのLEAF 320iなどは、場所を取らない、高性能、デザイン性が高いモデルで、欧米でも評価が高いです。国際的に最も権威のあるデザイン賞の一つ、ドイツの「iFデザインアワード 2019」も受賞しています。

  
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