2024年4月26日(金)

社食に企業の想いあり

2012年5月11日

自社技術を活用
一瞬で完了する精算システム

食器の裏にICタグがついているので、トレーごと読み取りカウンターに置くと合計金額が表示される仕組み

 同社の技術が活かされているのが精算システム。ICタグをつけた食器を盆の上に載せ、専用の読み取りカウンターに置くと一瞬で合計金額が表示される。ICカード社員証をかざせば、キャッシュレスで精算が完了。このとき金額と一緒にカロリーと塩分量も表示され、自身の健康管理にも役立つ。

 メニューの価格帯は400~600円程度。基本的に「ワンコインで食事ができる」を目安にしているが、安価なメニューだけではバラエティに限りがあるため、ワンコインを超える価格のものも揃えている。

 市ヶ谷には同社のビルが複数あり、そのいくつかに社員食堂を設けているが、中でも今回訪ねた社員食堂は人気。「近くのビルで働く社員が、わざわざこの社員食堂まで足を運ぶことも多いです。特に女性社員から、メニューが豊富なことや、広々とした食堂の雰囲気が好評ですね」(広報室・井上知子さん)。

 環境と設備、栄養面とメニューのラインアップ。どれを取ってもバランスの取れたサービスに大企業の底力を見た気がした。

 

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