2024年11月22日(金)

社食に企業の想いあり

2013年3月7日

 輸入豚と比べてコムウェアポークの味が良い理由の1つは、食堂に届くまでの間に「冷凍保存の工程がないこと」(テルウェル東日本・運営管理担当・小川孝治さん)。輸送に時間がかからないため、冷凍の必要がない。取り組み開始当時に食べ比べた社員たちも、食べてすぐ味の違いがわかったという。「冷めてくるとかえって味の違いがわかります。コムウェアポークは冷めても固くならない」(小川さん)。

 数量に限りがあるため、コムウェアポークが出る日は各食堂で数ヵ月に2回程度。CSRの日(毎月29日)前後に設定されている。コムウェアポークでも通常の輸入豚を使う場合と同じ調理法のメニューで提供することが多く、「その方がかえってコムウェアポークの味がわかり、CSR活動の取り組みを知ってもらえるのでは」という。

 清掃活動、エコキャップ回収、TABLE FOR TWOなどに社員が参加するなど、CSR活動が盛んな印象を受ける同社。“自社産”のおいしい食材は、社員の心もつなぐということかもしれない。


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