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BBC News

2022年5月30日

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世界トップレベルの大学の卒業生を対象とした新たなビザ申請制度を、イギリスが30日に導入する。日本からは、京都大学と東京大学が対象になる。

英政府は、「可能性が高い個人」のためにビザ取得ルートを整備することで、「極めて優秀な人たち」をキャリアの早い時点でイギリスに引き寄せられると説明している。

対象は、イギリス国外のトップクラスの大学を過去5年以内に卒業した人。

応募において出生地は問わない。就労機会の提示をすでに受けていることも条件としない。

審査に通ると、学士号・修士号の取得者は2年、博士号の取得者には3年の就労ビザが与えられる。

その後、一定の要件を満たせば、他の長期雇用ビザに切り替えることができる。

日本では京大と東大

対象者は、卒業した年の以下の大学ランキングの少なくとも2つで、トップ50に登場する大学に通っていた人。大学ランキングは、「Times Higher Education World University Rankings」、「Quacquarelli Symonds World University Rankings」、「The Academic Ranking of World Universities」の3つ。

英政府がオンラインで公開した、2021年から対象となる大学のリストには、ハーヴァード大学、イェール大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)など、アメリカの20大学が列記された。

その他、香港大学、メルボルン大学(オーストラリア)、PSL研究大学(フランス)、京都大学、東京大学(日本ではこの2校のみ)など17大学が挙げられた。

費用と英語力は

ビザ取得には715ポンド(約11万5000円)かかる。さらに、移民に国民保健サービス(NHS)の利用を認めるための追加料金が必要。

対象者は家族をイギリスに連れて行ける。ただ、少なくとも1270ポンドの生活費を用意しなくてはならない。

また、保安面と犯罪歴の審査を通過することと、最低でもB1(中級)レベルの英語力があることが条件となる。B1は、「ネイティブスピーカーと難なく意思疎通できる流ちょうさ」と定義されている。

「イギリスの成長につながる」

この制度の前には、イギリスで学ぶ外国人に対し、学位取得後の出国を義務付けず、最長2年間イギリス国内にとどまって働くことを認める変更が実施されていた。

リシ・スーナク財務相は、「このルートによって、イギリスはイノベーション、創造性、起業家精神の国際的な主要拠点として成長することになる」と話した。

プリティ・パテル内相は、「出身地ではなく、能力や才能を最優先するポイント制の移民制度の一環として、この新しく、胸が躍るルートを開くことを誇りに思う」と述べた。

(英語記事 World's top graduates get new UK visa option

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61630373

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