2024年11月23日(土)

Wedge REPORT

2024年3月29日

 Wedge ONLINEでは「日本を もっと、考える」というテーマのもと、世の中の“いま”を深掘りする情報をお届けするべく、2023年度も多くの記事を配信してきました。

 今回はその中から、2024年3月に多くの方に読まれた記事・TOP5を発表します。

 第5位からの発表です!

<目次>

第5位:ロシア人はなぜプーチンを支持するのか?元商社マンが見たプーチン誕生後のロシア社会見聞録(上)

第4位:1万8000円の海鮮丼が外国人観光客に人気な理由 変わる世界との〝お財布事情〟日本のサービスと賃金が変わる「きっかけ」を

第3位:【ロシア人の本音】「戦争賛成が8割」の裏で動員に怯える18歳、国外脱出する人々、圧殺される反対の声 ……記者は戦時下のモスクワへと飛んだ

第2位:【3・11から13年】羽生結弦が東日本大震災へ込めた思いと希望をもらった被災地のアイスショー、大女優・大地真央さんとのコラボで見せた新境地とは

第1位:〈写真に注目〉海外でこんなに大きな魚が釣れる理由 釣り人たちにも影響を及ぼす日本漁業の悪循環

第5位:ロシア人はなぜプーチンを支持するのか?元商社マンが見たプーチン誕生後のロシア社会見聞録(上)

 3月17日のロシアの大統領選挙を前にプーチン政権がなぜ高支持率を維持できているのか、専門家がこぞって指摘しているのが、ロシア人の大多数がプーチン政権下での安定したロシアを望んでいるという点である。筆者も全く同感である。

 ソ連崩壊後からエリツィン時代を通じて十数年続いた経済破綻(マイナス成長+人口減)とチェチェン独立派テロによる社会不安を剛腕により短期間で立て直し、安定して強い新生ロシアをもたらしたというプーチン神話である。

 筆者は商社勤務時代の2001年~2003年、つまりプーチン政権の初期の時代に数カ月に1回程度の頻度でロシアに出張した。ソビエト連邦時代に輸出した機械設備などの債権回収が目的であった――。

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ロシア人はなぜプーチンを支持するのか?元商社マンが見たプーチン誕生後のロシア社会見聞録(上)

第4位:1万8000円の海鮮丼が外国人観光客に人気な理由 変わる世界との〝お財布事情〟日本のサービスと賃金が変わる「きっかけ」を

(gunnerl/gettyimages)

 「値決めは経営である」という京セラの創業者でJALの再生を指揮した稲盛和夫氏の有名な言葉がある。バブル経済崩壊以降長らくデフレが続いた日本で、主にインバウンド顧客を対象に高額な製品・サービスが売れている。

 例えば、東京・豊洲に2月に開業した大型商業施設、「豊洲 千客万来」のフードコートにある海鮮料理「江戸辻屋」では江戸辻屋の本マグロ丼6980円で主にインバウンド客に好評だという。同じ「豊洲 千客万来」3階の築地うに虎の「皇帝」という海鮮丼は1万8000円も話題になっている。

 残念ながら筆者は「豊洲 千客万来」にはまだ訪問していないのだが、2024年2月のアムステルダム(オランダ)、ジュネーブ(スイス)、ロンドン(英国)、バルセロナ(スペイン)への出張とも比較しながら、日本の価格設定について考えてみたい――。

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1万8000円の海鮮丼が外国人観光客に人気な理由 変わる世界との〝お財布事情〟日本のサービスと賃金が変わる「きっかけ」を

第3位:【ロシア人の本音】「戦争賛成が8割」の裏で動員に怯える18歳、国外脱出する人々、圧殺される反対の声 ……記者は戦時下のモスクワへと飛んだ

(黒川信雄 産経新聞社 元モスクワ特派員)

 モスクワ郊外のシェレメチェボ空港を出ると、通りには、色とりどりの花が咲き香っていた。抜けるような青い空が広がって、日差しがまぶしかった。気温も暖かく、厚手の上着はもういらなかった。

 厳しく、長い冬を終えて、木々が一斉に葉を茂らせる5月は、ロシアを訪れるには最良の時期だ。そのあまりに美しい景色を前にすると、この国が今、隣国に侵略戦争を仕掛け、世界中に大混乱を引き起こしているのだとは、夢にも思えなかった。

 2022年5月下旬、私は戦争を仕掛けた側のロシアに約2週間出張する機会を得た。2018年1月にモスクワ特派員の任を終えてから、約4年半ぶりのロシア訪問だった。

 空港から市内に車で向かったが、郊外型のショッピングモールや外資系の自動車販売店などは以前と変わらず営業を続けていて、時には多くの客であふれていた。ロシアの首都であるモスクワの、ごく普通の景色だった――。

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第2位:【3・11から13年】羽生結弦が東日本大震災へ込めた思いと希望をもらった被災地のアイスショー、大女優・大地真央さんとのコラボで見せた新境地とは

(Kenta Harada / 特派員/gettyimages)

 東日本大震災から13年を迎える中、フィギュアスケート男子の五輪2連覇の実績を持つプロスケーター、羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2024」が、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで8~10日に開幕した。プロ転向〝元年シーズン〟から2年連続での開催となった。

 仙台で練習中に被災したあの日、羽生さんが避難所へ向かう夜道で見上げた夜空に広がっていたのは、満天の星空だった。その光景に心を救われた当時16歳の少年はやがて五輪2連覇を果たしてスポーツの枠を飛び越えた唯一無二の存在となった。イタリア語で「満天の星」を意味する公演タイトルでスケーター仲間とともに被災地へ舞い降り、祈りと希望への思いを込めた演技を届けた――。

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第1位:〈写真に注目〉海外でこんなに大きな魚が釣れる理由 釣り人たちにも影響を及ぼす日本漁業の悪循環

(茂木陽一撮影)

 海外に釣りに行けば大きな魚が釣れる。そう思っている釣り人は多いのではないでしょうか? 実際に釣りが盛んなアラスカ、ニュージーランドなどでは大きな魚が釣れます。しかもたくさん釣れます。もちろん、時化やその時の魚の活性によって釣れたり釣れなかったりしますが、少なくても釣り場には大きな魚がたくさん泳いでいます。

 一方で、日本では大きな魚はなかなか釣れません。何とか釣れるのは離島や人里離れた秘境のようなところや、人口が少ない都会から遠く離れた釣り場であることがほとんどです。

 ところで日本の海は、世界三大漁場の一つである北西太平洋海域に含まれています。魚がたくさんいるはずの海域なのです。ではなぜ日本ではなく、海外では大きな魚がたくさん釣れるのでしょうか――。

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〈写真に注目〉海外でこんなに大きな魚が釣れる理由 釣り人たちにも影響を及ぼす日本漁業の悪循環

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