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BBC News

2022年7月20日

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アメリカ政府高官は19日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアについて、2014年のクリミア半島併合の際に用いたのと同様の戦略で、さらに多くのウクライナ領土を併合しようと計画しているとの見方を示した。

米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー報道官は、米情報機関の情報を引用し、ロシアがすでにウクライナ領土の併合に向けた下地を整えつつあると指摘した。

また、ウクライナ国内のロシアの支配地域で、早ければ9月にもロシアへの編入の是非を問う「見せかけの」住民投票が実施される可能性があるとした。

併合の対象となるのは南部ヘルソン、南東部ザポリッジャ、東部のドネツクとルハンスクの各州だという。

カービー報道官は、住民投票を組織するため、ロシアがウクライナ国内の支配地域の当局に不法に親ロシア派の高官を任命していると非難。こうした住民投票の結果は、ロシアが「主権を有するウクライナ領土の併合を主張するために」利用されるだろうとした。

ロシアは2014年、独自に実施した住民投票に基づき、ウクライナ南部クリミア半島を併合した。この住民投票は違法に行われたものだと広く受け止められている。親ウクライナ政府の住民の多くは投票をボイコットしていた。

ほかの地域で同様の投票が行われた場合、ロシアへの編入に反対する人たちは抑圧され、クリミアと同じような状況になるのはほぼ間違いないとみられる。

カービー氏は「併合と称されるものが計画的で、違法かつ不法なものであることを世界に知らしめる」ためにロシアの計画を「暴露」したと述べ、アメリカとその同盟国が迅速に対応すると約束した。

(英語記事 Russia plans to annex parts of Ukraine - US

提供元:https://www.bbc.com/japanese/62233987

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