2023年1月30日(月)

BBC News

2023年1月16日

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ウクライナ東部ドニプロ市のボリス・フィラトフ市長は15日、前日にロシアによるミサイル攻撃を受けた市内の9階建て集合住宅について、これ以上の生存者は見つからないだろうとの見方を示した。

集合住宅は、入り口にミサイルが直撃。いくつかの階ががれきと化し、壊滅的な被害を受けた

市当局によると、これまでに30人が死亡、44人が行方不明になっている。

フィラトフ市長は、救助された70人ほどが治療を要する状態で、うち10人は「困難な容体」だと説明。これから生存者が見つかる可能性は「最低限」だと述べた。

一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は国営テレビで、「すべては国防省と参謀本部の計画内で進行している」と述べ、軍事作戦は順調だと主張した。

ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ首相は、今回のミサイル攻撃を「非人道的」と批判。「ロシアは民間人に対する戦争犯罪を意図的に犯し続けている」と付け加えた。

ウクライナでは14日、首都キーウや、南部ハルキウおよびオデーサの各都市も攻撃を受けた。ロシアは、ウクライナの軍事およびエネルギー関連のインフラを狙ったと説明した。

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は15日夜、定例のビデオ演説で、世界中から多くのお見舞いのメッセージを受けたと報告。また、今回の攻撃に関してロシア国民が「臆病な沈黙」を保っていると非難した。

ゼレンスキー氏は演説の途中、ロシア語に切り替え、「この期に及んでもこのテロを非難する言葉を口にできない」人々に訴えるとし、こう述べた。

「あなたが臆病な沈黙を保っていること、いま起きている事態を『やり過ごそう』としていることは、いつか同じテロリストがあなたの所にやって来ることにしかならない」

ゼレンスキー氏はさらに、今回の攻撃の被害者には15歳の少女もおり、子ども2人が孤児になったと話した。

ウクライナでは、2週間前に送電網がロシアによって攻撃され、電力供給が悪化している。ゼレンスキー氏は14日、ハルキウとキーウ地域が大打撃を受けたと説明した。

ウクライナの国営エネルギー会社ウクルエネルゴは、すべの州に一時的に連続的な電力消費制限を課した。ゲルマン・ガルシュチェンコ・エネルギー相は、今後数日間は「困難」な状況になるだろうと述べた。

ウクライナに大型兵器を追加供与へ

他方、北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は15日、西側諸国がウクライナに対して大型兵器をさらに提供する見通しを明らかにした。

ストルテンベルグ氏は、「大型兵器に関する最近の約束は重要だ。近い将来さらに増えるだろう」と、ドイツのメディアに話した。

ロシアが多数のミサイル攻撃をした14日には、イギリスのリシ・スーナク首相が、「ロシア軍を押し返す」ためとして、英陸軍の主力戦車「チャレンジャー2」を供与すると表明した

これに対しロシアは、ウクライナにさらに武器を提供すれば、ロシアの軍事作戦を激しくし、民間人の犠牲を増やすことになると述べた。

(英語記事 'Minimal' chance of more survivors from Dnipro flats

提供元:https://www.bbc.com/japanese/64286219


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