2024年7月28日(日)

BBC News

2024年7月28日

パリ・オリンピック(五輪)の26日にあった開会式で、韓国の選手団が「北朝鮮」と誤って紹介された。国際オリンピック委員会(IOC)は27日、「深くおわびする」と謝罪した。

開会式では、韓国の選手団は各国の代表たちと同じく、船上で国旗を振りながら、興奮した様子でセーヌ川を下った。その際、フランス語で「République populaire démocratique de Corée」、英語では「Democratic People's Republic of Korea」と、北朝鮮の正式表記名(ともに「朝鮮民主主義人民共和国」にあたる)でアナウンスされた。

その後、北朝鮮の代表団も紹介されたが、その時には同じ表記名が、正しくアナウンスされた。

テレビ放送では、画面下部にそれぞれの正しい表記名が表示された。韓国の正式な名称は、フランス語では「République de Corée」、英語では「Republic of Korea」(共に大韓民国)。

韓国のスポーツ担当省は声明で、遺憾の意を表明。「政府レベルでフランスに強い苦情を」申し立てるとした。また、同省幹部がIOCのトーマス・バッハ会長との面会を要求したと付け加えた。

IOCはXの韓国語の公式アカウントで、「開会式で韓国代表団の紹介に誤りがあったことについて深くおわび申し上げる」とした。

韓国は今大会、143人の選手が21の競技に出場している。

北朝鮮は16人の選手を派遣。同国が五輪に出場するのは2016年リオ大会以来。

(英語記事 South Korea wrongly introduced as North Korea at Olympics

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/ckkgvykg4n6o


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