11月のアメリカ大統領選に向けて、与党・民主党の全国党大会が19日、シカゴで始まった。
この日の最後に登壇したジョー・バイデン大統領は、自分を会場に紹介した娘アシュリーさんとステージ上で抱擁（ほうよう）した後、こぼれ出た涙を拭いてから演台に向かった。
バイデン大統領は深夜に及んだ50分近い演説で、外交と内政の両方における民主党政権の成果を語り、カマラ・ハリス副大統領が次の大統領としてすべての国民のためにその仕事を続けると強調した。
さらにバイデン氏は「自由と民主主義のために投票する用意はありますか？ カマラ・ハリスとティム・ウォルズを当選させる用意はありますか？」と呼びかけ、共和党のドナルド・トランプ候補はアメリカの民主主義にとって脅威だと警告。「私たちは2020年に民主主義を守ったように、2024年にも守らなくてはならない」と強調した。
