2024年8月26日(月)

BBC News

2024年8月26日

注意:遺体の映像などいたましい内容が含まれます

軍事政権と各地の武装勢力による内戦が続くミャンマーで、イスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害が続いている。

2017年夏、当時のミャンマー文民政権は、西部ラカイン州でロヒンギャに対する大規模な軍事行動を起こした。最初の1カ月で6000人以上が殺害され、100万人のロヒンギャがミャンマーを逃れた。

この軍事行動を、国連やアメリカはジェノサイド(集団殺害)だと指摘している。

しかし、2021年2月のクーデター以降も、軍事政権によるロヒンギャ迫害は続いているほか、ラカイン州の武装勢力「アラカン軍」もロヒンギャを攻撃しているという。アラカン軍は勢力を強めており、ここ数カ月でラカイン州のほぼ全域からミャンマー軍を追い出した。

BBCのヨギタ・リマエ東南アジア・アフガニスタン特派員は、アラカン軍の攻撃から逃れてバングラデシュの難民キャンプに隠れているロヒンギャを取材。

生存者たちによると、アラカン軍はバングラデシュとの国境にあるナフ川の川岸で、ドローン(無人機)から爆弾を落とし、逃げてきたロヒンギャを無差別に殺害した。

また、川を渡る際に亡くなった家族を、岸辺に埋めて逃げてきたという人たちもいた。

アラカン軍はBBCの取材を拒否したが、攻撃は同軍の支配する地域では起きていないと説明。また、攻撃にも関わっていないと主張している。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/cdrlnxlmr1mo


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