イスラエル軍は25日朝、レバノン南部にあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの標的に対し、戦闘機約100機で「先制攻撃」を実施したと発表した。ヒズボラはその後、イスラエル北部にロケット弾やミサイルを多数発射したと発表した。
昨年10月7日にパレスチナ自治区ガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まった翌日から、イスラエルとレバノンの国境地域ではほぼ毎日、砲撃が交わされるなどの衝突が続いている。
衝突の激化を受け、双方による本格戦争が再び起こるのではないかとの懸念が広がっている。
オルラ・ゲリン国際上級特派員が、レバノン南部から報告する。