「少し乱暴に言い切ってしまうと、直感的なフィーリングでショッピングをする女性と比べると、男性は物そのものの機能や背景にあるストーリー、平たく言えば『うんちく』にこだわったロジカルな買い物をしているように思う。女性はそういうのを面倒くさいと感じることが多いようで、サンクをやっていてやっぱり男には男の好きな物、買い物の仕方があるなぁと感じた。たとえそれが女性目線で見た時にスマートじゃなくても、『いいじゃん、俺これ好きだし』って開き直ってほしいと思った」。
事務所と併設する売り場の面積は約9坪。店内には、ドイツの武骨なデスクライトや古いキャンプ道具、古いDIYツール、アンティークのアコースティックギター、理科室のボードなどを並べる。将来的には、古いカラー印刷の洋書図鑑、メンズ服などのアイテムも追加する予定。
「サンクのイメージで来店される方が多く、新鮮に感じてくれているよう。まだまだリペア中の物も多く、全てを商品として店頭に並べられていないが、順次並べて充実させていきたい。オープンのバタバタをまだ引きずっていていろいろと力不足な点もあるが、長い目で見てもらえるとありがたい」と保里さん。
今後は、広い店内を利用してギャラリーとしての活用やギター教室などユニークな展開も視野に入れている。
営業時間は12時~20時(水曜~金曜定休)
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デザインだけでなく、うんちくまで吟味するのが男の商品選び。店主の買い付けの秘話を聞きながら、商品を見て回りたくなるお店ですね。
無骨なカップケーキが斬新!
あえての「男っぽさ」で勝負
そのほかにも、女性向け商品が市場にあふれる中、あえて「男性向け」にこだわるこんな店舗もありました。
バンクーバーのカップケーキ専門店、異色フレーバーが話題に-「男の味」売りに (バンクーバー経済新聞/2014/2/22)
http://vancouver.keizai.biz/headline/1865/
かわいらしいカップケーキが圧倒的に多い中、男性が食べやすいよう、あえて無骨な見た目に。「ベーコン・チリ・チョコレート」などのフレーバーもおもしろいですね。