就職に向けた面談ですが、それは将来設計をする場でもあります。10年後にどのような活躍をしているかを描けるようにしていく。本気度が見られるまでしつこく面談を繰り返します。ここで前向きな姿勢を構築できれば、壁の攻略法も見えてくるはずです。
―― 就職希望の学生は全員を就職させる。そんな拘りがあるようですが、100%を目指す必要性があるのですか。
庄司:正社員として就職するか、そうでないかは長い目で見た場合、大きな差ができてしまいます。新卒で就職しないと正社員として働けない状況になる傾向が現実です。就職を希望せずフリーで活動したいという学生もいますが、就職を目指している学生が、正社員として働く機会を逸することは、日本の損失です。就職できるか否かは、マッチングの問題でもあり、その辺りの問題をどう解決していくのが就職サポートの重要な役割です。
これからの日本を背負っていく若者が、やりがいをもって働いていける社会を創っていくことが私達の役目であり、そのためにできることに最善を尽くすべきと考えています。それが私にとっての一番のモチベーションだからです。
[特集] 「心の病」にどう向き合うべきか
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