2022年9月28日(水)

Wedge REPORT

2009年8月13日

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 最後に豊重さんは「educe」という話をしてくださった。Educationの語源だ。教育とは引き出すこと。いわれてみれば、豊重さんの活動 はこの言葉に集約されているように思える。人の力を引き出すために、感動を引き出し、個々人が持っているものを引き出して活動に役立てる。豊重さんという監督にかかれば、すべての住民がレギュラー選手だといえる。

 私からも、最後に一つ質問をした。「東京みたいな都会でも同じような取り組みができるでしょうか?」と。豊重さんは、「講演会などに行くと必ず質問されます」と、ニヤリとされた。そして、「半径10メートル以内に住む人のフルネームを覚えて、会話してみてください」と。そして、安全の問題、子どもの話題、何でもいいから共通の話をしてみる。そうすれば必ず「何かやろうよ」という話になる。

 取材の後、豊重さんのご自宅で、奥様にとれたてのトウモロコシをご馳走になった。それの甘くてなんと美味しいこと。結婚は早くしたいけれど、とりあえず、アパートの住民のフルネームを覚えて、おしゃべりをしてみようと思う。 

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