定年バックパッカー海外放浪記

2016年9月18日

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炎天下で川を見つけると気分的にほっとする。この橋はローマ時代にローマの軍道として建設され、中世に拡幅して現在に至っている

中高年の“ゆとり”巡礼スタイル

水運に利用されると同時に農業用水を供給するカナル(運河)

 お話を伺うと三人の巡礼の日課は以下の通り:

*朝5時起床 6時出発
*昼頃 目的地到着 
*レストランでランチ。冷えたビールとサラダのみ。サラダにはハム、チーズが入っておりパンが付くので栄養的には十分と。
*巡礼宿で昼寝
*5時頃 洗濯、シャワー
*6時頃から夕食。巡礼者向けセットメニュー(サラダ、スープ、メイン+赤ワイン)
*9時 就寝

1)日中の猛暑を避け、2)午前中だけ歩き無理をしない、3)早寝早起きを励行

 この中高年ゆとり三原則をモットーにしているという。

中高年は余裕を持って歩く

並木道を歩いていたら愛知県三河地方出身の3人組に遭遇

 3人と一緒に歩いて納得したのは“ゆとり”のある歩き方である。3人でおしゃべりを楽しみながら歩いている。おしゃべりをエンジョイできるというのは心肺の負荷がかからない速度を維持しているということである。

 3人は愛知県の三河地方なので三河弁でしゃべっている。方言のおしゃべりを聞いているとなんとなく心が和む。オーさんの解説によると過去10年で巡礼の環境は随分変わったそうだ。まず巡礼道が整備されて歩きやすくなった。それに巡礼宿が増えて無理して長時間歩く必要がなくなった。そして巡礼者の数がものすごく増えたという。

まったく日陰のない道を延々と歩く。欧米人は2リットルくらいの水を携帯 している

 そして、しばしば歌をくちずさみながら歩くのである。同じ世代なのでキャンディーズ、山口百恵、ピンクレディーなど懐かしい昭和歌謡曲ヒットメドレーをやるのである。一緒に唱和していると結構足取りが軽く進んで行ける。

 そして昼過ぎに予定通りべルシアノス・デル・レアル・カミノの慈善宿に無事到着。

⇒第14回に続く

  
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