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『1990年代の現地体験からイラン情勢を考える』 第2回
2026/05/17 高野凌国内に不満のマグマを抱えながらも、イスラム共和国体制が倒れないのはなぜだろうか。イランは総人口8900万人という中東一の人口大国であるが、国内の体制を支える勢力と反体制勢力について考えてみたい。
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『1990年代の現地体験からイラン情勢を考える』 第1回
2026/05/10 高野凌筆者は60歳で定年退職してバックパッカーとして海外放浪三昧を始めるまで商社・メーカーにて一貫して海外の仕事に従事した。なかでも長く深く関わったのがイランと中国である。イランには1989年からテヘランに3年間駐在し、その後も1998年まで頻…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第13回
2026/05/03 高野凌1979年1月、中国人民解放軍は56万の兵力を中越国境地帯に動員して圧力をかけ、2月に30万人の大軍が一挙に国境を突破して中越戦争が勃発した。正規軍の大半をカンボジアでの作戦に動員していたベトナムは、民兵や民間人を総動員してゲリラ戦を展開…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第12回
2026/04/26 高野凌W氏は建物の所有者の老人と賃貸契約を交わし、ゲストハウスとして必要となる備品として扇風機10個、マットレス24個、その他の調度品を購入。得意のIT技術を駆使して宣伝・予約するサイトを自作して欧米人や中国人の旅行者を集客した。夏場のシーズン…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第11回
2026/04/19 高野凌中国国境に近いこともあり、投宿したカオバンのホステルには中国人バックパッカーも多い。数日前にチェックインした時から見かけていた中国人と思しきL氏と挨拶した。中国人のバックパッカーは若者世代が多いので、長逗留している中年のL氏はやや異質な存…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第10回
2026/04/12 高野凌11月25日。奇岩と水郷の景勝地タムコックのホステルの40代の女性マネージャーにベトナム戦争やライダイハンについて聞いたが、「生まれる前のことなので分からない」とあまり関心がない様子。些か執拗に質問したところ「ライダイハン(韓国人の混血児…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第9回
2026/04/05 高野凌ハノイを起点にランソン、カオバン、ニンビンとベトナム北部を3週間余り見聞したが、韓国の存在感をさほど意識したことが無かった。そもそも世界中どこの観光地に行っても中国人と韓国人の団体旅行客が群れており、近年ではインド人も急増している。それゆ…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第7回
2026/03/22 高野凌ベトナムは共産党一党独裁の社会主義国家である。共産党員、即ちマルクスレーニン主義者は唯物史観から宗教を否定し、基本的には無神論者である。カール・マルクスは「宗教は民衆にとり阿片である」と断じている。
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第6回
2026/03/15 高野凌12月2日。ダナンの目抜き通りにある大手日本語学校を訪問。同校ではハノイ、ホーチミンなどベトナム全土で5つの日本語学校を運営している。日本語の名刺に業務課長と書かれている30代後半の女性グエンさんが応対してくれた。グエンさんは日本の大学を…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第5回
2026/03/08 高野凌政府統計では2024年10月末時点での在留外国人労働者は230万人であり、2026年現在では250万人を超えていると思われる。2024年10月末での国別内訳ではベトナム57万人と全体の25%を占めている。つまり日本で働く外国人の4人に1人…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第4回
2026/03/01 高野凌11月20日。ベトナム東北部のカオバンのホステルのオーナーの40代の女将と世間話をしていた。彼女によると現代のベトナムでは子ども2人が一般的とのこと。彼女も中学生と小学生の2人の子どもがいる。ベトナム戦争当時共産党政府は対フランス独立戦争…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第3回
2026/02/22 高野凌11月8日。ハノイ空港から路線バスでハノイ旧市街に向かった。工事のため路線バスは迂回路を通ったため降りたバス停からホステルまで、2キロ近くも歩かされた。11年前のベトナム訪問時と比較してハノイには新しい高層ビルが増えたが、それ以上にフード…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第2回
2026/02/15 高野凌11月21日。ベトナム北部の観光拠点カオバンのホステルのオーナー兼マネージャーのアラフォーの女性と歓談。ホステルは5階建てで古びているが、室内やリネン類が清潔で繁盛している。小学生の息子を英語塾に通わせており、将来は待遇の良い外資系企業に…
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『雨に祟られた晩秋の南北ベトナム、中国国境の町からサイゴンへ』 第1回
2026/02/08 高野凌2025年4月30日にベトナム政府は南北統一50周年記念を盛大に祝った。筆者が訪問した2025年の晩秋の時期でも各都市の中心街はベトナム国旗やホーチミンの肖像で溢れていた。
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第15回
2026/01/25 高野凌部屋を出ようとすると追いかけてきて「自分も一緒に行く」とついてきた。モロッコのどの都市の出身か聞くと「英語下手で……わからない」と言葉を濁した。「何を買うのか」と聞くので「食べ物」と答えるとスーパーへ案内した。パン、トマト、ソーセージを買…
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第14回
2026/01/18 高野凌オスマン帝国にとり帝政ロシアは宿敵、ソ連邦時代の冷戦期にはトルコはNATO加盟国として両国は対立していた。それゆえ筆者はトルコ旅行に行く前は“今でもトルコとロシアは互いに警戒している関係”なのだろうと誤解していた。
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第13回
2026/01/11 高野凌7月8日。イズニックのイェシル・ジャーミイは1378年竣工の由緒あるモスク。本堂の脇の礼拝室では20代の青年が20人くらいの子どもたちに絵本のような教材でコーランの教えを分かりやすく解説していた。
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第12回
2026/01/04 高野凌筆者はイスラム教の礼拝というと、35年くらい前のイラン駐在員時代に見た金曜礼拝を思い出す。テヘラン市内の大きなモスクに数千人が参集して、一斉に礼拝する光景に圧倒された。また、出張で訪れたサウジアラビアのメディナのグランバザール(中央市場)…
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