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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第15回
2024/10/06 高野凌日本では一般に知られていないが、ホセ・リサールはフィリピン人なら誰でも知っている断トツ・ナンバーワンの国民的英雄である。マニラ中心部には壮大なホセ・リサール記念公園がある。
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第14回
2024/09/29 高野凌ちなみに“バターン死の行進”の犠牲者の多くはニューメキシコ州出身者であり、同州のミサイル演習場沿いの街道はバターン・メモリアル・ハイウェイと命名され毎年追悼式典が行われている。筆者は米国中西部をドライブ旅行した際に偶然にこの街道を走り「加…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第13回
2024/09/22 高野凌ドゥマゲティという地方都市の郊外に韓国人教会やコリアン・タウンが存続できるほどフィリピンの韓国人社会は裾野が広いのだろうか。
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第12回
2024/09/15 高野凌ドゥテルテ前大統領がIT化による行政サービス効率化を進め、2022年に就任したマルコス大統領も行政効率化を標榜している。その成果を肌身で実感した。
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第11回
2024/09/08 高野凌冷房のキンキンに効いた館内で最初に目に付いたのはマクドナルドの順番待ちの長蛇の行列。マクドナルドはじめフィリピンの全国チェーンのファーストフードは概して値段が日本とあまり変わらない。円安のため例えばビッグマックセットで800円くらい。逆に…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第10回
2024/09/01 高野凌午前3時前に到着ロビーから出てきた乗客を見つけると隣の少女が駆け寄った。なんと少女のボーイ・フレンドは頭部が薄くなった50歳くらいのくたびれた中年オジサン。会社帰りのさえない黒っぽい背広上下。猛烈な韓国ビジネス社会で酷使されている安サラリ…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第9回
2024/08/25 高野凌福建省南安出身の楊氏一族の建屋式の墓で墓碑を調べていたら、墓参に来た家族と遭遇した。楊家の現在の家長の祖父は戦前にタクロバンに移住。日本軍が進駐すると財産を没収され、終戦まで刑務所に収監され拷問を受けたという。日本軍は軍費を賄うために華僑…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第8回
2024/08/18 高野凌2023年7月。マニラ中華街を歩いた。横浜中華街よりもかなり広い地域に銀行・保険・運輸・貿易などの華僑系企業、中華食材・漢方医薬・貴金属宝飾・機械・雑貨などの卸問屋・商店が雑居。そして中華料理屋も。フィリピン経済は華僑財閥が支配しているが…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第7回
2024/08/11 高野凌アジア各国の華僑社会に詳しい知人のI氏によると華僑はその土地で中華街を形成する。そして華僑会館(出身地別会館もある)、中華学校、中華新聞、中華商工会議所、中国人共同墓地などを設ける。筆者の見聞ではボルネオ島のコタキナバルの中華街が典型的だ…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第6回
2024/08/04 高野凌フィリピンは人口1億2000万人弱。人口の93%がキリスト教で大半がカトリックである。イスラム教は5%に過ぎず、しかも大半はフィリピン南部のミンダナオ島以南に居住している。従ってフツウのフィリピン人にとりイスラム過激派はまったくの嫌われ者…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第5回
2024/07/28 高野凌ネグロス島の学園リゾート都市ドゥマゲッティのホステルで中国女子チャン・チーリン(仮名・26歳)と同室となった。チーリンは隣のベッドに寝起きしていた。フィリピンは乾季で猛暑、40度越えも珍しくない。古希ジジイは外出が億劫になりエアコンの効い…
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第4回
2024/07/21 高野凌YS氏とメール交信するなかでYS氏のご尊父(YM氏)がフィリピンのネグロス島に従軍していたことが判明した。旅の途中ネグロス島で故YM氏の戦跡をYM氏が残した手記に基づいて辿ってみることにした。
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『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第3回
2024/07/14 高野凌遺骨収集団は原則として遺骨のみを日本に持ち帰る。従って戦場に放置され散乱した銃器、刀剣、鉄兜、飯盒、水筒などが収拾されると、そのまま現地に残される。
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日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)第2回
2024/07/07 高野凌なんと夫妻と息子で知事・下院議員・市長を独占しているのだ。ちなみに団扇は2022年の選挙で夫婦の選挙陣営から配られたというが、日本なら完全に選挙違反であろう。
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日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編))第1回
2024/06/30 高野凌2022年7月マニラで両替したときは1ペソ=2.50。当時は1ドル=140円。今回の2024年3月~5月の平均では1ペソ=2.80円。ちなみに対ドルレートは1ドル=156円前後。つまり1年8カ月の間にペソも対ドルで下落したが、日本円の対ド…
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財政破綻国家スリランカを歩く(第14回)
2024/04/28 高野凌ヒッカドウアのゲストハウスで教員歴40年近い、ベテラン高校英語教師と相部屋になった。近年小学校から英語教育を始めたことについて聞くと「以前より心なしか、若干やや発音が良くなったような気もするけど……」と。よく話を聞くと小学生からの早期英語…
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財政破綻国家スリランカを歩く(第13回)
2024/04/21 高野凌スリランカは1948年に英国から独立を果たすが、この時点で既にシンハラ人とタミル人の対立は始まっていた。大英帝国の植民地統治の基本原則である『分割して統治せよ』が民族間対立の根源だ。植民地時代に英国支配に反抗的・不服従であった多数派のシン…
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財政破綻国家スリランカを歩く(第12回)
2024/04/14 高野凌11月30日。キャンディーの世界遺産“仏歯寺”。観光バスが道の両側に並んでいた。ほぼ全てが中国製だ。中国金龍汽車の新しいバスのフロントガラスに上海●●様ご一行と中国語の案内板があった。バスには運転手の他に中国人女性が一人だけ残っていた。中…
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財政破綻国家スリランカを歩く(第11回)
2024/04/07 高野凌スリランカのスポーツではクリケットが断トツ人気である。インド、パキスタン、オーストラリアなど旧大英帝国領の国々(Commonwealth of Nations)ではクリケットは、お馴染みのスポーツである。スリランカでもクリケットのバットを…
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古希バックパッカー海外放浪記(第10回)
2024/03/31 高野凌バックパッカーとして海外を歩いていると“老人も徘徊すれば棒に当たる”であり、変わった人間に出会ったり、えっと思うような興味深いことを見聞したりすることがある。古希の放浪ジジイにとってはむしろ世界遺産や奇跡の絶景よりも面白い。
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