大手日本語学校のベトナム女性敏腕マネージャー
12月2日。ダナンの目抜き通りにある大手日本語学校を訪問。同校ではハノイ、ホーチミンなどベトナム全土で5つの日本語学校を運営している。日本語の名刺に業務課長と書かれている30代後半の女性グエンさんが応対してくれた。グエンさんは日本の大学を卒業後に日本の旅行会社で7年勤務した後に生まれ故郷であるダナンに戻った。ダナンでは日系ホテルに勤務していたが2年前に当該日本語学校に移ったという経歴。
ダナン校では2年前には500人以上生徒が通学していたが現在は200人程度に減少。他方でやはり韓国語・中国語学校が生徒数を増やしているとのこと。それゆえダナンの日本語学校は過去数年で大半が廃業したとのこと。どうも数年後にはベトナムから日本へ渡航する若年労働者は、激減するのではないだろうかと筆者には思われた。
この大手日本語学校でも、ダナンに進出してきた日系企業のベトナム人従業員向け出張授業が中心になってきたという。さらに、この大手日本語学校では日本語教育の他に日本企業向けにベトナム人材紹介、日系企業のベトナム進出支援など業務を多角化しているようだ。グエンさんも翌週日本に出張して新規顧客との打ち合わせを予定していた。
日本での永住希望者は貧しい地域の出身者が多い?
グエンさんは日本語が達者で日本に7年半も勤務したのに、なぜ日本への永住を選択しなかったのか筆者は疑問を感じた。筆者の知る限り日本語が上手く日本で安定した仕事がある途上国(中国、ネパール、スリランカ、パキスタン、バングラデッシュなどなど)出身の外国人は日本永住を希望するのがフツウである。
グエンさんによるとベトナム人で日本永住を目標にしているのは北部山岳地帯などベトナムでも貧しい地域出身者らしい。グエンさんは出身地のダナンが経済発展しており将来の人生設計を考えて帰郷を決心したとのこと。
ダナン郊外の韓国語学校を訪問してみたら
12月3日。グーグルマップで検索していたら、ハンカンという名称の韓国語学校がダナン市街地から少し離れた郊外にあった。ハン川沿いに散策するついでに立ち寄ってみた。韓国語学校は3階建ての建物にあり、1階が事務室兼職員室、2階と3階が教室になっていた。
午後のクラスが始まる直前で多忙の様子だったが、在席していた2人のベトナム人女性教師が応対してくれた。同校は2016年に開校。現在、教師は6人で、うち2人は韓国人。120人の生徒が通学。通学している120人の大半は韓国への出稼ぎが目的とのこと。
他方でダナンに進出した韓国系企業のベトナム人従業員向けの出張授業が年々増加しているという。従って韓国語学校の業務の中心は、韓国系企業への出張授業になっているとのこと。当日も4人が企業への出張授業で外出していた。
グーグルマップで検索すると、ダナンの中心街に日本語学校が幾つも出てくるが上述の2つの学校以外は全て廃業していた。他方で韓国語学校は全て郊外にあるのでハンカン以外の学校の訪問は断念した。
